直6炸裂のトップグレードに老舗のチューナーで着飾ったG29のZ4。それですら個性的な一台であるのに、極めつけはサンダーナイトメタリックでレセンスの面目躍如だ。
ただ悪路に強く、頑丈なだけではない。上質さと何十万km先まで走れる信頼感。現代ランドクルーザーの原点は、この100系にある。
フェラーリのフロントエンジン自然吸気V12。その最新モデル「12チリンドリ」と、一世代前にあたる「812スーパーファスト」。通常ラインナップにおけるフラッグシップと呼ぶにふさわしい2台の試乗から、スーパースポーツの象徴でもあるこのブランドが次に描こうとしている未来の輪郭を探る。後編は、その未来を示す存在ともいえる12チリンドリに乗り込んだ。
フェラーリのフロントエンジン自然吸気V12。その最新モデル「12チリンドリ」と、一世代前にあたる「812スーパーファスト」。通常ラインナップにおけるフラッグシップと呼ぶにふさわしい2台の試乗から、スーパースポーツの象徴でもあるこのブランドが次に描こうとしている未来の輪郭を探る。全2回の前編では、812スーパーファストに触れた印象から。
懐かしさだけでは語れない魅力を持つBe-1。独特なデザイン、軽やかな走り。気負わず日常に溶け込みながら、どこか特別な気持ちにさせてくれる。
現代的な快適性と古き良き上質さが交わる、時代の狭間に生まれた一台。静かで誠実な走りと、どこまでも自然な気持ちにさせる余裕。S400ハイブリッドだからこそ味わえる、その特別な時間をこれからの日々に重ねていきたくなる。
バブルの熱狂を背負いながら生まれた、贅沢と先進の象徴。30年を経た今だからこそ、触れてわかるその豊かさ。乗り味にも、たたずまいにも、歴史を感じさせるドラマがあった。
マイアミブルーの鮮烈な青と赤いレザー。7速マニュアルの手応えある操作感。ひとつひとつの仕様が、この911を代わりの効かない一台にしている。このモデルではなく、この個体だからこそ選びたくなる。
クラシックな見た目と現代的な使いやすさ。気軽に付き合えるからこそ、日常にちょっとだけ特別感が生まれる。そんな魔法を、ビュートなでしこは持っている。
真のライバルは911。紛れもないスーパーカーでありながら、GTカーのように気負わず付き合える。そんなR8と過ごせば、何気ない日常もドラマになる。
ラグジュアリーSUVの先駆けとなったカイエン。その最上級グレード「ターボS」は、いま乗ってもなお、最上の名にふさわしい迫力と存在感を放っていた。
回して、つないで、さらに踏み込む。リアが流れる感覚を受け止めながら、コーナーを抜けていく。それだけのことが、ただただ楽しい。