地味でもなければ、派手でもない。それでいてスーパーカーという何とも絶妙な匙加減をみせるクルマ。スフィアブルーというカラーリングも相まって所有欲をくすぐる一台だ。
限定生産の小さなコンバーチブル、日産フィガロ。数字では語れない開放感と、淡い光に満ちた優雅な室内。何も足さず、何も奪わず、ただ走る。それだけで、心を整える時間をくれる一台だ。
大柄なボディにド派手な色。2人しか乗れず、実用性よりも贅沢を優先したクルマ。だからこそ、このSL350(R231)をセカンドカーとして大いに推薦したい。
直6炸裂のトップグレードに老舗のチューナーで着飾ったG29のZ4。それですら個性的な一台であるのに、極めつけはサンダーナイトメタリックでレセンスの面目躍如だ。
ただ悪路に強く、頑丈なだけではない。上質さと何十万km先まで走れる信頼感。現代ランドクルーザーの原点は、この100系にある。
フェラーリのフロントエンジン自然吸気V12。その最新モデル「12チリンドリ」と、一世代前にあたる「812スーパーファスト」。通常ラインナップにおけるフラッグシップと呼ぶにふさわしい2台の試乗から、スーパースポーツの象徴でもあるこのブランドが次に描こうとしている未来の輪郭を探る。後編は、その未来を示す存在ともいえる12チリンドリに乗り込んだ。
フェラーリのフロントエンジン自然吸気V12。その最新モデル「12チリンドリ」と、一世代前にあたる「812スーパーファスト」。通常ラインナップにおけるフラッグシップと呼ぶにふさわしい2台の試乗から、スーパースポーツの象徴でもあるこのブランドが次に描こうとしている未来の輪郭を探る。全2回の前編では、812スーパーファストに触れた印象から。
懐かしさだけでは語れない魅力を持つBe-1。独特なデザイン、軽やかな走り。気負わず日常に溶け込みながら、どこか特別な気持ちにさせてくれる。
現代的な快適性と古き良き上質さが交わる、時代の狭間に生まれた一台。静かで誠実な走りと、どこまでも自然な気持ちにさせる余裕。S400ハイブリッドだからこそ味わえる、その特別な時間をこれからの日々に重ねていきたくなる。
バブルの熱狂を背負いながら生まれた、贅沢と先進の象徴。30年を経た今だからこそ、触れてわかるその豊かさ。乗り味にも、たたずまいにも、歴史を感じさせるドラマがあった。
マイアミブルーの鮮烈な青と赤いレザー。7速マニュアルの手応えある操作感。ひとつひとつの仕様が、この911を代わりの効かない一台にしている。このモデルではなく、この個体だからこそ選びたくなる。
クラシックな見た目と現代的な使いやすさ。気軽に付き合えるからこそ、日常にちょっとだけ特別感が生まれる。そんな魔法を、ビュートなでしこは持っている。