白いボディに直6ツインターボを隠し持つ、90年代トヨタの名作。上質さと速さを兼ね備えたチェイサー ツアラーVは、ATでこそ味わえる静かな熱を今に伝える。
華やかさよりも誠実さを選んだ一台。本格四駆が少なくなった今も、ワンオーナー・走行2.5万kmのハイラックスサーフが、トヨタの良心を体現している。
カーキとブラックで仕立てられた120系プラド。森の中でも街中でも映えるそのカスタムは、クルマを自由に楽しむという感覚を思い出させてくれる。
RVブームの熱気のなか誕生した2代目スプリンターカリブ。4WDとMTで味わう走りは、日常を越えて気軽な冒険へ誘い、いまなおレジャーの相棒であり続ける。
上質さと重厚感が同居するクラシックな空気、沈み込む絨毯の感触──。帝国ホテルを初めて訪れたときのあの感覚を、2代目センチュリーが思い出させてくれた。
ただ悪路に強く、頑丈なだけではない。上質さと何十万km先まで走れる信頼感。現代ランドクルーザーの原点は、この100系にある。
バブルの熱狂を背負いながら生まれた、贅沢と先進の象徴。30年を経た今だからこそ、触れてわかるその豊かさ。乗り味にも、たたずまいにも、歴史を感じさせるドラマがあった。
センチュリーは乗せられるクルマだと思っていた。だが、現行型は違った。自ら走らせたくなるほどに、繊細で力強い。設計思想も、色名ひとつも、すべてが日本の美意識を宿すこの一台に、“真のトヨタスピリッツ”が息づいている。
新しければ「高級」という定義は、近年どこか破綻をきたしているように感じる。「高級車とは何か」を改めて考えさせられるバブル期のクラウンでその呪縛を解いてみたい。
〇〇×〇〇の組み合わせないかなぁという貴方。特に輸入車好きへ分かり易くこのクルマを表現する。「国産版ストレート6 BMW e91 323i ツーリング 6MT」
オートローン、残価設定型クレジット、リース。この20年程で多種多様なクルマの持ち方が普及した。「現金一括」そんな当時のイメージが色濃く残る真の高級車を味わう。
限定100台のみ生産されたトヨタ自動車の原点を象徴するクラシック。誤解を恐れず言えば、今の街中にありふれたレクサスなんかよりどこまでも豪華なのではないだろうか。