デフォルメの効いたデザインと、正直すぎる足まわり。そしてターボ。40年前のホットハッチに詰まっていたのは、速さではなく、“ちいさな冒険”の楽しさだった。
回して、つないで、さらに踏み込む。リアが流れる感覚を受け止めながら、コーナーを抜けていく。それだけのことが、ただただ楽しい。
6代目(FL5)ホンダ・シビック・タイプRに試乗。テクノロジーとエモーションの両立に舌を巻いた。「タイプR」の現代解釈がどんなものか、明らかにする。