深みのあるポルトフィーノブルーにブラックアウトされた外装が映える、ジャガーFペイス RダイナミックブラックD200。後期型になり磨かれた走りと質感が、日常から遠出まで自然に誘い、付き合うほどに魅力を増していく一台だ。
刺激を求める若さではなく、振る舞いを選べる大人の余裕。モータースポーツと紳士の国で磨かれたそのV8は、ドライバーを楽しませる術を知っている。
2リッターモデルでは見えなかったジャガーらしさが、このSグレードにはある。Fタイプ譲りのV6としなやかな足まわり、そしてオプションカラーが映える個体。知る人ぞ知る、隠れた名車に出会えた。
ひとつの時代が幕を閉じる瞬間。そのフィナーレを飾るように送り出されたFタイプには、ジャガーの哲学と、終章にふさわしい完成度、そして純粋なドライビングの歓びが詰まっていた。それは、ピュアEVブランドへと移行するジャガーが、未来へ手渡す最後のエンジンスポーツだ。
サヴィル・ロウのスーツに身を包んだ外見は、英国紳士そのもの。だがその素性は、パブリックスクール育ちのフィジカルエリート。ジェントルマンの顔をしたまま、ひとたび路上に出れば、誰よりも強いストリートファイター。それがFペイスSVRだ。
かわいさと上品さ、使いやすさと安心感。そのどれもをちょうどよく持ち合わせたジャガーEペイスは、“自分らしく乗れる”を叶えてくれるクルマだ。
ジャガーEタイプには、いつも感動させられる。それが50年を経ようとした今であっても。隙のない美しさと揺るがぬグランドツーリング性能は、多くの人を虜にした。
2リッター4気筒ターボを憂うことなかれ。ジャガーFタイプ・クーペP300には、そのグレードにしかない愉しさと、味わいが宿っていた。敢えて選ぶモデルである。
ジャガーFタイプの内外装から、贅肉の一切を研ぎ落としたアスリートのしなやかな体の動きを思い浮かべた。走りもしかり。スポーツカー・デビューには、この車が最適といえそうだ。