フィアット・グランデ・パンダでは、同社の進化を体現すべく、シンプルさ、創意工夫、そしてスタイルを融合させることが目指された。国内発売は、2026年初春を予定する。
トリノ発
フィアット・グランデ・パンダの卓越した内外装デザインが評価され、国際的に権威あるRed Dot Awardのプロダクトデザイン部門を再び受賞した。
この賞は、世界43名の著名なデザイン専門家や学識者による審査を経て決定され、授賞式は、ドイツ・エッセンで開催された「デザイナーズ・ナイト」にて行われた。
グランデ・パンダ
グランデ・パンダは、フィアットが長年にわたりリードしてきたBセグメント市場への力強い再参入を象徴する。
1980年代のアイコニックなモデルであるパンダにインスパイアされ、トリノにあるCentro Stile (フィアットのデザインセンター) で設計されたこの新型モデルは、ブランドの伝統と革新を融合させている。
注目すべき特徴のひとつが、ピクセルをモチーフにしたPXL LEDライトだ。
上部のグリルからヘッドライトにかけて伸びるそのデザインは、レトロなビデオゲームを思い出す方も多く、また、旧フィアット・リンゴット工場(トリノ)のキューブ型窓を彷彿とさせるデザインでもある。
自動車業界で初めて、リサイクル飲料容器由来のアルミとポリエチレン(polyAl)を、インテリアの青みがかかったセンターコンソールからダッシュボード、フロントとリアのドアパネルに至るまで幅広くに使用した(1台あたり約140パック分)。
さらに、グランデ・パンダ・ラ・プリマのダッシュボードには、竹を原料としたサステナブル素材「BAMBOX Bamboo Fiber Tex」を採用し、優れたデザインで企業としての社会的責任の実行をかなえた。