フィアットは「デュカト」をマイナーチェンジして発売。ラインナップは、スタンダードのL2H2、ロングのL3H2、ロング・ハイルーフのL3H3、計3モデルとなる。
パワートレイン
エンジンは、環境に配慮したディーゼルエンジン。新しく設計したターボチャージャーにより燃費を改善し、従来のモデルと比べてCo2排出量を8%相当削減。
トランスミッションは、新たに8速オートマティックトランスミッション(AT8)を搭載し、従来のオートマティックトランスミッションと比較して、Co2排出量の10%削減を実現した。
また、より効率的に制御されたトルクによって快適性が増し、シフトチェンジのフィーリングや反応速度が向上し、最大450Nmの入力トルクに対応することで、前輪駆動の大型バンとしては高水準の走行性能を実現し、スムーズなシフトチェンジを可能にするだけでなく、走り出しの力強いパワーと滑らかな加速を提供する。
エクステリアとインテリア
エクステリアはアイコニックな独特のフロントデザインをそのままに、新型のバンパーやドアミラー、そしてボディカラーと同色のモダンで革新的なフロントグリルを採用して、空力効率の向上をはかり、ブランドの新ロゴを装着。
インテリアはステアリングホイールに、新しいロゴを採用。
さらに、ADAS(先進運転支援システム)のさらなる充実を進め、これまで搭載されてきたアダプティブクルーズコントロールやレーンセンタリング、トラフィックジャムアシストなどのADASに加え、フロント、リアバンパーおよびサイドモールディングに配置された360°センサーを新たに搭載。
障害物や狭いスペースを感知すると、ドライバーに⾳声と視覚で警告を発し、障害物からの距離をクラスター画⾯に表示する。
「デュカト」は、商⽤⾞としての実⽤性を重視しながら快適性を損なうことなく、キャンピングカーのベース⾞両としての役割を担っている。
ボディサイズはL2H2が全⻑5410mm/全幅2100mm/全高2525mm、L3H2が全⻑5995mm/全幅2100mm/全高2525mm、L3H3が全⻑5995mm/全幅2100mm/全高2765mmだ。
ボディカラーにはデュカト・ホワイト、エクスペディション・グレー、ランサローテ・グレー、メタリック・ブラック、アイアン・グレー、アーテンス グレーが用意される。
メーカー希望小売価格(税込)はL2H2が580万円、L3H2が597万5000円、L3H3が615万円。