- トヨタ / クレスタ2.5スーパールーセント(1991)
当時の姿で、今あなたに
走行距離2000km。新車時のビニールカバーまで残る一台。 まるで1991年からそのまま現代へ運ばれてきたような、クレスタ2.5スーパールーセントです。

時の新車を知る人なら、思わず既視感を覚えるかもしれません。
クレスタはマークII、チェイサーと並ぶトヨタの主力モデルで、2001年に100系を最後にその歴史を閉じました。
発売から35年近くが経った今も、この3代目にはハイソカー文化の香りがしっかり残っています。
内装では、ブラウンのファブリックシートがまず目を惹きます。
丁寧なステッチはスーパールーセントらしい仕立てで、ステアリングにも使い込まれた痕跡はほとんど見当たりません。
緑色のデジタルメーターは、当時を知る人にも知らない人にも心地よい未来感を与えます。
センターコンソールは操作性が高く、風向きの切り替えやラジオ操作が直感的に行えます。
テクニクス製オーディオの「交通情報」ボタンは、時代の空気をそのまま閉じ込めた存在。
灰皿や収納式ドリンクホルダーも備わり、イグニッション右には電子制御サスペンションTEMSの切り替えボタンが並びます。
足まわりの特性を切り替えられるという発想は、現代のドライブモードの源流ともいえる存在です。
走行距離2000kmという数字が示すとおり、ドア内の蹴り傷やボタン類の劣化はほとんどありません。
外装はホワイトのツートンで、15インチホイールが控えめに上品です。
ボディ下部を黒く塗り分けることで白い車体を薄くスタイリッシュに見せるトヨタの工夫が光ります。
ホワイト系ボディが人気だった時代だからこそ、こうしたツートン処理がより映えたのでしょう。薄く見える分サンルーフは存在感を増し、ハイソカーらしい余裕を添えています。
バッジ類やディーラーステッカーも当時のまま残り、保管環境の良さがうかがえます。
そして、このクルマはエンジンも素晴らしい。
2.5L直列6気筒の名機1JZ-GE。
直6、自然吸気らしい滑らかさと振動の少なさをそのまま走りに落とし込んでいます。
さて、35年が経過してなおこのコンディション。
同条件の個体が他にあるでしょうか。この先、同じ条件で出会える機会はそう多くないはずです。
このモデルを愛する人にとって、これ以上ない保存状態といえる一台でしょう。

絵本よりも中古車情報誌を隅々まで読み込んでいた幼い頃。それ以来、ずっとクルマに魅せられてきた。高校生の時に初めたInstagram「hinacars」では6年間で200...
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