フラットデザインのドアハンドル、柔らかな表面にあうよう繊細にコーディネートされた素材、スイッチに施されたクロームのディテールは、視覚的魅力、触感品質、そして全体的な快適性を際立たせている。
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新型アウディQ
新型アウディQ3のインテリアには、クリーンなライン、直感的な操作、そしてスマートなテクノロジーが、調和され統合されている。
ゆったりとしたサイズのアプリケーションエリアが、ドアからダッシュボード全体の幅にわたって広がり、最大限の開放感をもたらす水平レイアウトを際立たせる。
ダッシュボードの落ち着いた明快なデザインは、クリーンで整然としたコンソールレイアウトへと続き、カップホルダーおよびカバー付き充電トレイはシンプルなデザイン、かつユーザーの使いやすさを重視したレイアウトで、アウディの「視覚的明快さ」という哲学を反映。
その中心にあるのがデジタルステージで、パノラマディスプレイには、11.9インチのアウディバーチャルコックピットプラスと12.8インチのMMIタッチディスプレイが組み合わされ、ドライバーオリエンテッドな曲線形状のデザインを特徴とし、これをオプションのヘッドアップディスプレイが補完する。
考え抜かれたコントロールユニットにより生まれた、さらなるスペース
ステアリングコラム上に2本のレバーを備えた新しいステアリングホイールコントロールユニットにより、センターコンソールの収納スペースが増え、新しいユーザーエクスペリエンスとより広々とした印象を与える。
右側のレバーでギアを選択し、左側のレバーによりライティング機能やワイパー、ウォッシャー機能を操作。
センターコンソール内のシフトセレクターを省くことでスペースをつくり、そのスペースに、2つのカップホルダーと、高さ調整式センターアームレストの下部に大きな収納コンパートメントを作った。
冷却機能付きの15W出力ワイヤレス充電トレイは、2つのUSB-Cポートがつき、必要に応じてスライディングカバーで閉じることができることに加え、さらにリアにも2つのUSB-Cポートが備えられる。
ライティング効果がムードを高める
暗くなるとさまざまなライティングパッケージ(アンビエントライトパッケージ プラス/プロ)がインテリアのムードを高め、ダッシュボードとセンターコンソールのマーカーライトは、インテリアのクリーンなラインを強調。
インテリアライティングシステム開発担当ヨッヘン・シュトゥンプフ(Jochen Stumpf)は、次のように述べている。
「ここではライトガイド、LEDモジュール、ディフューザーが機能します。ライトガイドは光を運び、ディフューザーは光を散乱させて、コンソールに繊細な光のラインとして現れます」
MMIパノラマディスプレイの下部とドア内側の間接アンビエントライティングは、インテリアのアーキテクチャをさらに強調し、軽やかさな印象を与え、新しいデザイン要素として、フロントドアには広範囲を照らすイルミネーションがオプションで用意される。
シュトゥンプフは、「この効果を達成するために、異なるサイズの300を超えるダイヤモンド形の切り抜きがファブリックパネルにレーザーカットされており、ドアトリム内の光源によってこの形が照らし出され、施錠時や解錠時などに、異なるサイズのデザインが照明にダイナミックな動きをもたせます」、と加える。
30種類の異なるカラーから選択することができ、ライティングエクスペリエンスをパーソナライズすることも可能だ。
バーチャルに生成されたサラウンドサウンド
オプションのSONOSプレミアムサウンドシステムは、バーチャルに生成されたサラウンドサウンドによるイマーシヴ(没入型)オーディオ体験を提供。
センタースピーカーとサブウーファーを含む12個の高性能スピーカーが、最大420W出力のアンプでパワフルなサウンドを届ける。
プロダクトマーケティング担当フォルカー・ゼーマン(Volker Seemann)は、次のように説明する。
「サウンドの反響を利用して、空間認識を高めるサラウンド効果を生み出しています。インテリジェントな信号処理により、車内のそれぞれの座席にあわせてサウンドが調整され、どの座席にいてもリスニング体験を楽しむことができます」
4つのあらかじめ設定されたサウンドプロファイル(ニュートラル、コンサート、ラウンジ、ポッドキャスト)に加え、サウンドプロファイルをカスタマイズすることも可能で、顧客は、 Functions on Demand(FoD)を通じていつでも追加可能な機能によって、サウンド体験を強化することもオプションとして提供される。
サウンドファンクションパッケージのほか、3つの追加機能が3つ加わった選択されたサウンドシステムがあり、低音域が強化され、さらに精密かつパワフルな低音体験を作り出す。
自動レベル調整は、音源を切り替えた際も一定の音量を維持します。ミュージックリバイタライゼーションは、圧縮音楽ファイルの音質も向上させた。
サステナブルにデザインされたインテリア
インテリアには合計9つの装備パッケージが用意され、成長が早く耐久性のある木材が木製パーツに使用されている。
Impressum(インプレスム)クロスのインテリア要素は100%リサイクルポリエステルで作られており、同様にシート生地のPassage(パサージュ)、Impressum、単色クロス、マイクロファイバーも100%リサイクルポリエステルだ。
すべてのテキスタイルおよびマイクロファイバーのシートカバーは、単一素材(モノマテリアル)を体系的に用いて設計されているため、単一由来素材としてリサイクルが可能で、廃棄物を減らしカーボンフットプリントを大幅に削減することでサーキュラーエコノミーを実現。
アウディは、使用済みの漁網やカーペットの切れ端、産業廃棄物から作られた完全リサイクルナイロン繊維Econyl(エコニール)を使用して、ベルベットベロアのフロアマットを製造し、アウディはこのように Q3においても未来志向で効率的な資源利用を心がけている。





