新型Q3は10月に発売予定で、夏からオーダーが可能だ。アウディは新世代の生産を、ハンガリー・ジェールおよびドイツ・インゴルシュタットの工場で共同で行う。
新型アウディQ3
新型Q3は、先代モデルと比較して、さらにエモーショナルなデザインを備えた。
幅広いシングルフレームとシャープに絞り込まれたヘッドライトは、空力コンセプトに完全に統合されている。
側面から見ると、ヘッドライトとリアライトの間にある水平のショルダーラインが、車両を視覚的に2つの部分に分けており、特別な光と影の分布を生み出した。
リアセクションには、オプションのデジタルOLEDリヤライトが採用されており、連続するLEDライトストリップと発光するフォーリングスによって補完され、このレベルのライティングテクノロジーが、新しいQ3に採用されるのは、アウディのコンパクトセグメントにおいて初めてのことだ。
このコンパクトSUVのフロントには、デジタルマトリックスLEDヘッドライトが搭載されており、Q3で初めてマイクロLEDモジュールが使用された。
このマイクロLED技術の採用により、照射性能が大きく向上し、路上での強いコントラストが確保される。
ライトガイダンス機能は、ドライバーアシスタンス機能とこれまで以上に密接に結びつけられており、LED技術を用いたデジタルデイタイムランニングライトは、片側につき23個のセグメントで構成され、車両に個性的なライトシグネチャーを生み出し、道路上でひと目で認識できるようになっている。
インテリア
新しいステアリングホイールコントロールユニットにより、センターコンソールにおいてより多くの収納スペースを確保し、新しいユーザーエクスペリエンスとより優れた空間感覚を創りだしている。
このステアリングホイールコントロールユニットは、2つの新しいステアリングコラムレバーを初めて統合。
右側のレバーはシフトセレクターとして、左側のレバーはライト機能およびワイパー操作用のコントロールエレメントとして機能する。
また、アウディのコンパクトセグメントにおいては初めて、フロントサイドウィンドウにアコースティックガラスをオプションで装備可能で、より優れた室内音響が高速走行の際に特に感じられる。
488リッターのトランク容量は、実用性も示しており、シートベンチを折りたたむと、収納スペースは最大1386リッターに増加。
シートベンチは前後にスライドでき、標準で角度調整も可能。このSUVは最大2100kgのけん引能力を持っている。
エントリーモデルは、Q3 SUV TFSI 110kWであり、これはマイルドハイブリッドテクノロジーを搭載した4気筒ガソリンエンジンで、特に長距離走行に適している。
Q3 SUV eハイブリッド 200kWは、理想的な条件下で最大50kWのDC充電が可能で、これまでになく高性能かつ高効率だ。
これは、搭載されている総容量25.7 kWh(正味容量19.7 kWh)の高電圧バッテリーによるもので、WLTPテストサイクルにおいては最大119km(参考値)の電動航続距離を可能にした。
さらに改良された標準サスペンションは、より優れたドライビングエクスペリエンスを提供。スポーツサスペンションおよび2バルブダンパーコントロール付きサスペンションはオプションとして選択可能で、バランスが良いドライビングエクスペリエンスを実現する。
運転支援のハイライトのひとつは、アダプティブドライビングアシスタンスプラスで、より高い道路上の安全のために、室内カメラがドライバーの眠気や集中力の欠如の気配を監視。
学習型パーキングアシストは、Q3に個別の駐車操作を教えることが可能で、新しいreverse assistは、袋小路からの後退を確実に支援する。