メルセデス・ベンツVクラスV220dエクストラロング(FR/9AT)「エクストラ」がもたらすもの

メルセデス・ベンツVクラスV220dエクストラロング(FR/9AT)「エクストラ」がもたらすもの

メルセデス・ベンツVクラスの中でも、エクストラロングが主役。ホイールベースが長くなった利点のみならず運転の印象も。

Vクラス それぞれの長さ

ついに「エクストラロング」に乗る時がきた。メルセデス・ベンツVクラスの3種類ある全長のうち最も長いモデルである。

まずは、3種類のモデルをおさらいしよう。

Vクラス
全長:4905mm
※AMGラインPKGは4910mm
全幅:1930mm
全高:1930mm
ホイールベース:3200mm

Vクラス・ロング
全長:5150mm
※AMGラインPKGは5155mm
全幅:1930mm
全高:1930mm
ホイールベース:3200mm

Vクラス・エクストラロング
全長:5380mm
※AMGラインPKGは5385mm
全幅:1930mm
全高:1930mm
ホイールベース:3430mm

簡単にまとめると、標準車とロングはホイールベース共通の全長違い。エクストラロングはホイールベースから異なる。

近い全長とホイールベースの車を探してみた。ロールス・ロイス・ゴーストだ。エクストラロングのサイズがかなりのものであることが、おわかりいただけるだろう。箱物でいうとトヨタ・グランエース。とはいえVクラス・エクストラロングのほうが8cm長いけれど。

なお、2、3列目の広さは標準車と共通。3列目シート後部の荷室容量が光る。そのサイズ、なんと1410〜5000リッター。ロングの1030〜5000リッター、標準車の720〜4500リッターと比べると大きさをおわかり頂けるだろう。

エクストラロングの魅力は

スライドドアを開いてまず驚くのはその静けさ。モーター音やレールとパーツが発する摺動音もしない。ファミリーカーとエグゼクティブカーの明確な違いはこんなところに出る。

ドアを開けると広大な足元スペースとともに大きくて立派なシートが現れる。もっとも後ろにスライドすると、3列目が狭くなる一方で、これ以上スペースが必要か?と思えるほどの足元スペースに。身長2mの人がアシを伸ばしきってもまだ余裕があるはずだ。

シートは、ふわふわというより、ぎっしり中身の詰まったドイツのそれ。前後スライドが手動である点は、取り外し可能というメリットのトレードオフ。2列めをエグゼクティブ使用するならば、むしろ前後よりも、背もたれの調整の方が多いだろうから気にすることではなさそうだ。

何より広大。自動車の移動でこれ以上の広さと高級感を求めることは難しいだろう。

せっかくなのでみずからがハンドルを握って運転した印象も。2列め同様、ドライバーズシートも頼りがいのある感触だ。視線の高さもよいし、インターフェイスがモダナイズされている点も価格に対する満足度を高める。

1949ccのディーゼル・ターボ・エンジンの音は、速度が高まるに連れて目立たなくなる。

マイナーチェンジ後に、19インチホイールがもたらす乗り心地が改善されたと述べる者もいた。

需要を察知し、きちんと作り込む。

Vクラスが流行とは別のレイヤーで人気を維持する理由を垣間見た。

SPEC

メルセデス・ベンツVクラスV220dエクストラロング

年式
2022年
全長
5385mm
全幅
1930mm
全高
1930mm
ホイールベース
3430mm
トレッド(前)
1670mm
トレッド(後)
1650mm
車重
2460kg
パワートレイン
2リッター直列4気筒ディーゼルターボ
トランスミッション
9速AT
エンジン最高出力
163ps/3800rpm
エンジン最大トルク
380Nm/2400rpm
サスペンション(前)
ストラット
サスペンション(後)
セミトレーリングアーム
タイヤ(前)
245/45 R19
タイヤ(後)
245/45 R19
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