誠実にクルマと向き合う 萩村敏之さん スタッフインタビュー

長く輸入車と向き合い続けてきた。メカニックとして積み重ねてきた時間は、決して派手ではないが、その分、揺るぎない厚みがある。RESENSEでの日々について、「忙しいけど、おもしろい」と話す。

長く輸入車と向き合い続けてきた。メカニックとして積み重ねてきた時間は、決して派手ではないが、その分、揺るぎない厚みがある。RESENSEでの日々について、「忙しいけど、おもしろい」と話す。

効率よりも納得

工業高校の機械科を卒業後、萩村さんが最初に選んだ職場は、ヤナセだった。メルセデス・ベンツの正規ディーラーで、21年間勤務。最終的には工場長を務めた。

その後も歩みは止まらない。

ベンツの並行輸入専門店で16年、さらに輸入車専門店で5年。正規・並行、メーカーや年式の違いを越えて、ひたすらクルマと向き合う時間を重ねてきた。

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そうして、60歳を超えて辿り着いたのが、RESENSEだった。

RESENSEでの仕事は、決して楽ではない。「忙しいです」と、萩村さんは率直に言う。だが、その言葉には疲弊よりも手応えが滲む。

「じっくりやらせてもらえるんです。納得できるところまで」

時間に追われて妥協するのではなく、クルマの状態と真正面から向き合える。それは結果的に、「お客様に対して誠実でいられる」と話す。

効率よりも、納得。そうした姿勢を受け止めてくれる環境が、RESENSEにはある。

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「ありがとう」が原動力

萩村さんが特にやりがいを感じるのは、古い車だという。

「部品がないことも多いので、どうしても時間はかかります」

簡単には進まない。だが、だからこそ、工夫する余地がある。考え、試し、手を動かし続けた先で、問題を解決した瞬間の達成感は格別だ。

そしてもうひとつ、心に残るのは、お客様の反応だ。

「直ったときに、直接『ありがとう』って言われると、やっぱり嬉しいですね」

技術が、目の前の人の安心につながる。その実感が、次の仕事へ向かう力になっている。

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印象に残っているエピソードがある。

購入した車の使い方が分からず、何度も来店されたお客様。故障ではない。修理でもない。ただ、使い方を説明し、少しアドバイスをする。それだけのことだった。

「それでも、毎回『ありがとう、ありがとう』って言ってもらえて」

手間に見えることでも、誰かにとっては大きな安心になる。メカニックの仕事は、工具を握る時間だけではない。そう感じさせる出来事だった。

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クルマにも、お客様にも

「なんでもチャレンジできる会社だと思います」

RESENSEについて、萩村さんはこう話す。

国産車も輸入車も、誰もが忘れていたような古い車から、最新のハイエンドモデルまで。在庫の幅が広く、新しい車が入るたびに、良い意味で意表を突かれる。

「他の車屋とは、感覚が違いますね。それこそセンスが違うというか」

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忙しさはある。けれど、理不尽な責任転嫁や、人間関係のストレスはない。

だからこそ、雑念なく、目の前の一台と向き合える。それはきっと、クルマにとっても、お客様にとっても良いことだ。萩村さんは、そう言って小さくうなずいた。

静かに、誠実に。積み重ねてきた経験を、過剰に語ることはない。

今日もまた、ひとつのクルマと向き合いながら、「ありがとう」に応える仕事を続けている。

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