アウディRS6パフォーマンスは、現代ではまれに見るパワー勝負の車だと感じる。ライバルも、そして車両重量も、パワーでなかったことにするような。しかしそれらは繊細な制御あってこそだと実感する。
ポルシェ・ボクスターと718ケイマン。パワートレインと世代が異なる2台といえば簡単だ。しかし2台は根本から異なる。
大まかに分けて2代目にあたるレンジローバー・スポーツの価格の落ち着き、実用性の高さ、それでいて色濃いレンジローバー感は、ユーズドカー好きを楽しい気持ちにさせる。
アルピナに乗ると、自然と耳を、心を澄ませている。アルピナの味があるのか、と。このような心持ちにさせるのがアルピナだ。走らせる前から、私達はアルピナを感じている。
スズキ・ジムニーに乗ると、いつの間にか笑顔になっている。ほのぼのキャラと頼れる性能を、いじらしい見た目で包むこの車だからこそだ。歴史さえ遡る楽しみがある。
(フルモデルチェンジではなく)マイナーチェンジを果たしたメルセデス・ベンツGクラスに試乗。基本的な見た目は大きく変えず、しかし中身はガラリと変わっていた。
アルピナXB7に試乗してつくづくと感じたのは「アルピナらしさとは何か?」ということを学ぶには、このクルマが最適だということ。内外装、そして走りに全てが詰まる。
メルセデス・ベンツVクラスは、同社の中で最も居住性(=ユーティリティ)を重視したといえる。「らしさ」も重要視している。知っているようで知らないミニバンの世界だ。
イタリア車のなかでも忘れられない車に共通するのは、ある1つが突出している「特化型」の性格。言うまでもなく褒め言葉である。
アストン・マーティン・ラピードSの、4枚のドア、4つのシートは「仮の姿」だ。その実、これはれっきとしたスーパーカー。無骨な乗り味は裏切りでなく、あっぱれなのだ。
BMW 6シリーズ・ベースのアルピナB6クーペとBMW 650iグランクーペに試乗。なぜアルピナらしさが色濃く出せるのか。驚きだ。
アウディS5カブリオレは、的確な実用性と程よい官能性、華美すぎない内外装を兼ね備える。だからどんな人にも推せる。意外ではあるが、こんな車は世の中にあまりない。