ポロストリコが10周年 ランボルギーニ 貴重な歴史的遺産と車両の保存や向上が目的

10周年のランボルギーニ・ポロストリコは公式アーカイブを保管し、ヒストリックモデルを守るために生まれ、ランボルギーニの車両の復元、認定、長期保存に注力している。

10周年のランボルギーニ・ポロストリコは公式アーカイブを保管し、ヒストリックモデルを守るために生まれ、ランボルギーニの車両の復元、認定、長期保存に注力している。

ランボルギーニ・ポロストリコ

ランボルギーニ・ポロストリコは、10年間の活動を通して数々の重要なプロジェクトを手がけ、着実に成長を遂げ、コレクターと愛好家の双方にとって世界標準といえる存在となった。

350GTからディアブロの最終バージョンまで、ランボルギーニのヒストリックカーを管理し、歴史的アイデンティティを示す権威ある部門として重要な役割を果たしている。

アウトモビリ・ランボルギーニの他部門と同様にブランドの未来を見据え、過去のヘリテージを守りながら、いずれその名を連ねることになる現行モデルの価値保全にも注力。

設立10周年を迎えるポロストリコの歴史と数々の重要なプロジェクトを記念し、顧客、メディア、愛好家と共に世界中でイベントプログラムを開催している。

ポロストリコが10周年 ランボルギーニ 貴重な歴史的遺産と車両の保存や向上が目的

最近の復元プロジェクトの一つに、イタリアの歌手リトル・トニーのミウラP400S #4797がある。これは、ライトブルーで塗装されたわずか7台のうちの1台で、2019年にヴィラ・デステで展示された。

また2020年のレトロモビルで、ポロストリコは1973年に製造された希少なミウラSVJの1台、シャーシ#4860を展示した。

この魅力的なヒストリックカーは、オリジナルの状態を維持するため、すべてのテクニカル・メカニカルコンポーネントを完全にオーバーホールし、オリジナルの状態を損なわないように、細部まで慎重に作業が行われた。

ポロストリコが10周年 ランボルギーニ 貴重な歴史的遺産と車両の保存や向上が目的

ポロストリコの技術力と専門性を最も雄弁に語るプロジェクトは、50年以上前にクラッシュテストで破壊された1971年のプロトタイプ、カウンタックLP500の完全復元だ。

2万5000時間を超える作業を経て2021に完成したこの車はアーカイブ文書、歴史的な写真、当時の証言を基にゼロから再現された。

ポロストリコが10周年 ランボルギーニ 貴重な歴史的遺産と車両の保存や向上が目的

ポロストリコの要となるもう一つの活動は、ヒストリックカーが本物であること、およびオリジナルの工場仕様に適合していることなどを証明する認定証発行サービスだ。

厳格なプロセスにより、機械部品、インテリア、塗装、改造、および会社による作業の後続作業について分析し、あらゆる詳細をアーカイブ文書と照合する。

この手続きには数百時間の作業を要し、最終的に詳細な技術報告書が作成される。

ポロストリコの10年間に渡る活動の中には、技術的または歴史的な不一致があるため認定できなかった車両もあり、このような場合、見つかった不適合項目のリストを含む詳細な報告書を顧客へ渡し、輸送費用以外の追加料金は請求しない。

これはランボルギーニ独自のサービスであり、ポロストリコの重要な目的である、ランボルギーニのヒストリックカーを保存し、すべての認定証において、真正性と透明性および説明責任を満たすことを保証するものだ。

ポロストリコが10周年 ランボルギーニ 貴重な歴史的遺産と車両の保存や向上が目的

またアーカイブの充実、車の認定、復元のプロセスを支えるため、当社で実務的な役割を担った元従業員から構成される(賢者の委員会)を設立。

過去にランボルギーニの仕事に直接携わった元従業員がポロストリコをサポートし、情報の検証、技術的課題の把握や解決、公式アーカイブで利用できないデータの再構築など、様々な支援を行う。

またポロストリコは、各プロセスの終了時に別の内部委員会を設けて作業の承認を実施している。

この委員会には、ポロストリコだけでなく、法務部門、型式認定、研究開発、アフターセールス、会長室など、戦略的部門の代表者が参加し、すべての認定と復元作業の承認を行う。

この部門横断のチームは、すべての作業において最高水準の正確性と一貫性が保持されていることを保証する。

ポロストリコにより復元された350GTを映像で

メーカー
価格
店舗
並べ替え