大柄なボディにド派手な色。2人しか乗れず、実用性よりも贅沢を優先したクルマ。だからこそ、このSL350(R231)をセカンドカーとして大いに推薦したい。
現代的な快適性と古き良き上質さが交わる、時代の狭間に生まれた一台。静かで誠実な走りと、どこまでも自然な気持ちにさせる余裕。S400ハイブリッドだからこそ味わえる、その特別な時間をこれからの日々に重ねていきたくなる。
ハウスで育てられた華やかな花ではなく、野に咲く草花のような美しさ。本国の香りを残した6MTのSLK200には、“素のまま”の魅力があった。
定番のGクラスらしさから少し離れて、それでも確かな存在感を放つ1台。見せびらかすためではなく、自分の感覚にフィットする。そんなGクラスと過ごす時間に、確かな心地よさを感じた。
クルマの機構どうこうを長ったらしく語るより、座った時にこのクルマから見える景色がどう映るのかを語るのも悪くない。そんなクルマの選び方をすることもある種の贅沢だ。
美意識とマーケティングが手を組んだとき、メルセデスはCLSという形にたどり着いた。
リセールをさほど気にする必要のないモデルを選ぶ際、思い切ってこんな個体はどうだろう?乱暴な足し引きで新車価格はAMG63の約半額、しかし色味の注目度はその何倍?
最新令和の今風な超絶イケメンの中身は、実はコテコテの昭和頑固オヤジ? 今風な超絶美女の中身は、古き良き奥ゆかしい女性? 温新知故とも言えるカブリオレの登場です。
ビジネス企画で異業種の異色コラボというものが意外なヒットにつながることがある。名車×ディーゼル×ハイブリッド。これを自社で企画出来る所がメルセデスの凄さなのだ。
仕事でも何でも「見える化」を推し進めれば、「ムダ・ムリ・ムラ」を指摘され、改善の末に全てに余裕なき現状に陥るものだ。大切な余白を失った現代人に思い出してほしい。
当時どれだけの人がこのSLに憧れたことだろう。オープンで街に山に繰り出すには必然的に重いハードトップ置き場が必要で、それもある種の購入資格みたいなものであった。
普通車と言えば「たった4つ」のタイヤの上に塊が乗った状態で走る。その走りをBEVだろうがなんだろうが「良い車は良いクルマ」として評価が下されていくべきなのだ。