地味でもなければ、派手でもない。それでいてスーパーカーという何とも絶妙な匙加減をみせるクルマ。スフィアブルーというカラーリングも相まって所有欲をくすぐる一台だ。
真のライバルは911。紛れもないスーパーカーでありながら、GTカーのように気負わず付き合える。そんなR8と過ごせば、何気ない日常もドラマになる。
スーパーカーに「日常性」を求めるなんて、ナンセンスだろうか?だがアウディ・R8スパイダーは、その常識に異を唱えてくる。
アウディR8クーペV10プラスは、「有りそうで、他にない」アウディにしか作ることの出来ないスーパーカーだ。インテリジェント。こんな車を愛せる人にありたい、と思う。