日産・セフィーロ(FF/4AT)家族の時間も、ひとりの時間も
初代の直6FRから大きくキャラクターを変え、快適性を重視した2代目セフィーロ。走行わずか1万kmで当時のままの空気を宿すこの個体は、広い室内と名機VQの滑らかさを兼ね備え、家族と過ごす時間もひとりで味わう走りも譲らない存在だった。

子どもの頃、ポケットにはいつもお気に入りのミニカーが入っていた。選ぶのはスーパーカーではなく、決まって国産の大衆車。父の車の助手席から、街を走る彼らを羨望の眼差しで眺めるのが大好きだった。あの頃に憧れた80〜90年代の車達は、中年になった今の僕の目にはどう映るのだろう。きっと、懐かしさと新しい発見が入り混じった不思議な気持ちが芽生えるだろう。そんな感覚を、読者の皆さんと一緒に楽しみたい。