トレンドの中心から少し離れた場所にこそ、新しさがある。ジュピターレッドとブラックの組み合わせが、Gクラスの“変わらないかっこよさ”をいまの時代に映し出す。
新色オーシャンブルーをまとった現行型G450d。伝統のフォルムに最新機能が重なり、誰もが知る“いつものG”に新しい表情を与えていた。
定番のGクラスらしさから少し離れて、それでも確かな存在感を放つ1台。見せびらかすためではなく、自分の感覚にフィットする。そんなGクラスと過ごす時間に、確かな心地よさを感じた。
快適さを極めた現行とは異なり、先代にはまだ“ゲレンデらしさ”が息づいている。無骨さと上質さを併せ持つこの一台が、あえて旧モデルを選ぶ意味を教えてくれる。
G350dでもなくG63でもない、玄人好みの選択肢がG550だ。V8の余裕ある力感に、マヌファクトゥーアで仕立てられた特別な仕様が加わり、ゲレンデの奥深さを濃く味わえる。
リセールをさほど気にする必要のないモデルを選ぶ際、思い切ってこんな個体はどうだろう?乱暴な足し引きで新車価格はAMG63の約半額、しかし色味の注目度はその何倍?
最新令和の今風な超絶イケメンの中身は、実はコテコテの昭和頑固オヤジ? 今風な超絶美女の中身は、古き良き奥ゆかしい女性? 温新知故とも言えるカブリオレの登場です。
(フルモデルチェンジではなく)マイナーチェンジを果たしたメルセデス・ベンツGクラスに試乗。基本的な見た目は大きく変えず、しかし中身はガラリと変わっていた。
なぜ「ゲレンデ」=メルセデス・ベンツGクラスは、世の成功者に好まれるのか。G350dに試乗することで理由を確かめた。そこには圧倒的個性が存在していたのだった。