雨に濡れ荒れた路面でも、姿勢は一切乱れない。ツインターボの刺激を内に秘めながら、前に出るのは余裕と安定感。頂点を走り続けていた時代のスバルが磨き上げた答えが、このレガシィB4 RSKリミテッドⅡだ。
華やかな4WDブーム以前に現れた直線的な赤いセダン。3代目レオーネは「どこへでも行ける」というスバルの哲学の原点を、いまも伝えている。
「水平対向エンジン」「ターボ」「4WD」。その文字だけで、今でも心が躍る。走行9,000kmの希少な個体を前に、90年代の機能美とこだわりが、時代を超えてなお響く理由を確かめた。