• ポルシェ / マカン ターボ パフォーマンス(2017)

魅力はそのままに(後編)

2014年の登場以来、ポルシェらしい走りとSUVの実用性を両立してきた初代マカン。エンジンモデルの生産を終えた今、その魅力を改めて味わいたい上位グレード2台を前後編で紹介します。後編は、2017年式のマカン ターボ パフォーマンスです。

ポルシェ・マカン ターボパフォーマンス(2017)魅力はそのままに(後編)

ポルシェにおいて、長らく高性能モデルの頂点を示してきた「ターボ」の名。

いまやエンジンを搭載しないEVにも使われていますが、このマカンが生まれた時代には、その文字どおり内燃機関の力強さを象徴する名前でもありました。

ポルシェ・マカン ターボパフォーマンス(2017)魅力はそのままに(後編)

さらにこの個体は、通常のターボをベースにパフォーマンスパッケージによって走りを磨いた、当時の最上位仕様です。もちろん、中古車市場でも見かける機会は多くはありません。

搭載する3.6リッターV6ツインターボは、最高出力440ps/最大トルク600Nmを発生。通常のターボに対して40psと50Nmを上積みし、0-100km/h加速は4.4秒にまで短縮されています。

ポルシェ・マカン ターボパフォーマンス(2017)魅力はそのままに(後編)

違いはエンジンだけではありません。

PASMやスポーツクロノパッケージ、スポーツエグゾーストシステムを標準で備え、車高は通常のターボより15mm低く設定。フロントには390mm径のブレーキディスクが与えられるなど、シャシーまで含めて手が入っています。

まさに、SUVに乗っていることを忘れてしまうような走りを味わえ、スポーツエキゾーストによるV6ならではのサウンドも魅力です。

ポルシェ・マカン ターボパフォーマンス(2017)魅力はそのままに(後編)

しかし、今回の個体を眺めていると、その性能とは少し違うところにも惹かれます。

外装は鮮やかでありながら品のあるサファイアブルーメタリック。足元には911ターボデザインの21インチホイールを組み合わせています。

ポルシェ・マカン ターボパフォーマンス(2017)魅力はそのままに(後編)

そしてドアを開けると、外から受けるスポーティな印象とは対照的に、室内には明るいベージュレザーが広がります。

一方、ピラーからルーフライニングにかけてはブラックのアルカンターラで仕立てられ、明るいレザーを引き締めています。華やかさだけに寄らず、頭上に濃色を置くことで室内全体が落ち着いて見えるのも、この個体のうまいところです。

ポルシェ・マカン ターボパフォーマンス(2017)魅力はそのままに(後編)

5人乗りのキャビンと十分な荷室を持ち、週末のドライブから日常の買い物まで一台でこなしてくれます。

14Way電動調整機構を備えたシートに加え、全席シートヒーターやBOSEサウンドシステムも装備。

最上位だからといって黒や赤でスポーティに振り切るのではなく、速さとは別のところで上質さを求めた仕様です。

ポルシェ・マカン ターボパフォーマンス(2017)魅力はそのままに(後編)

センターコンソールには物理スイッチがずらりと並び、中央にはアナログのタコメーター。右側のマルチファンクションディスプレイにはナビゲーションマップを表示できます。

そしてエンジンを始動するときは、キーをひねる動作から始まります。

タッチパネルに機能を集約する現在のクルマとは違い、操作そのものに機械を動かしている感覚──スポーツカーメーカーとしてのポルシェらしい演出が、このSUVにも息づいています。

ポルシェ・マカン ターボパフォーマンス(2017)魅力はそのままに(後編)

当時の最上位グレードという希少性を持ちながら、走行距離は5.5万キロ。

新車時の半額以下で乗れるお買い得さがあり、週末だけでなく普段から楽しめる一台です。

ポルシェ・マカン ターボパフォーマンス(2017)魅力はそのままに(後編)