ポルシェ・911カブリオレ(2001)開けて美しい911

996型は、ポルシェにとって大きな挑戦作だったのはいうまでもありません。 伝統的なエンジンは空冷から水冷となり、それまでのボディからも大きく変更されて少し現代的に大型化しました。 カブリオレは、その中でもよりモダンに進化を遂げています。

ポルシェ・911カブリオレ(2001)開けて美しい911

大きな差と言えば、幌をオープンした時のサイドからのシルエットでしょう。

それまでの964型、993型では幌をオープンした際完全に収まるわけではなく骨組みが見え、サイドからも完全に見えてしまう作りでした。

長時間オープンにしておく際には、純正で骨組みを隠すカバーまで用意されています。そうした作りを見ると、ポルシェ側としても少し気になる部分だったのかもしれません。

ポルシェ・911カブリオレ(2001)開けて美しい911

一方996型では、空力的にも有利に働くくらいフラットに収まる構造となっており、電動で時間も短く開閉できるようになるのが特長です。

ダイムラー・ベンツとの合弁会社カートップシステムズ製でもあり、ポルシェ的にもこだわりを貫いたポイントだとも言えます。

ポルシェ・911カブリオレ(2001)開けて美しい911

カブリオレの安全意識も向上した時代のクルマということで、ひっくり返った際にドライバーが潰れないよう飛び出すロールバーも装備しています。

カブリオレは1999年に登場していますが、ベースとなる996型911のデビューは1997年。その2年という開発期間にも納得できるほど、完成度の高い仕上がりです。

ポルシェ・911カブリオレ(2001)開けて美しい911

2001年式となる今回のクルマは、前期型最終となる一台です。

カブリオレ自体が台数が少なく、長い間探している方もいるかもしれません。

さらにこのクルマは、左ハンドルの6速マニュアルというマニア泣かせの組み合わせ。

ポルシェ・911カブリオレ(2001)開けて美しい911

走行距離は7万kmを超えていますが、これまでワンオーナーで扱われてきたようで、内装はとても丁寧に使われていたことが感じられます。

各所のスレや液晶パネル、ドア内の下側の布部分など細かな部分がそれを物語ります。

ポルシェ・911カブリオレ(2001)開けて美しい911

水平対向6気筒DOHC24バルブの水冷エンジンは3.4リッターとなっていて、300ps/350Nmを発生させます。

ナビが装備されていたり、GT3純正のホイールに変更がなされているのが見受けられる以外は、ほとんどオリジナルに近いのも嬉しいポイントになるでしょう。

空冷のマニュアル、カブリオレという条件よりもまだリーズナブルな今、押さえたい一台です。

ポルシェ・911カブリオレ(2001)開けて美しい911
Written By
HINATA NAGAI

絵本よりも中古車情報誌を隅々まで読み込んでいた幼い頃。それ以来、ずっとクルマに魅せられてきた。高校生の時に初めたInstagram「hinacars」では6年間で200...

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