新型は両モデル共に、アダプティブLEDヘッドライトを採用したほか、直列6気筒Mツインパワー・ターボ・エンジンの出力を20ps向上させ530psを発揮する。
登場がM3カブリオレでないことを残念に思いつつも、335iとB3の関連性を知れば、こちらの方が面白い比較と成り得るのだ。
BMWがスローガンを「駆けぬける歓び」から「Efficient Dynamics」に変えて久しい。初耳の方には知ってもらい、忘れていた方には思い出してもらおう。
BMW 3シリーズの2代目、E30に抱いた感想は「ザ・ふつう」。しかし乗れば乗るほど、その主張しない味わいに、ゆっくりと惹かれることになっていったのだった。
BMW 318Ci Mスポーツ(E46)に乗って、コンパクトな車体を振り回す愉しさを忘れかけてしまった情けなさに気付く。堪えきれない笑顔。楽しくてたまらない。
2007年に日本でデビューしたBMW M3(E90型)を、2022年の今、改めて試乗。内外装は主張しすぎず、それが奥ゆかしい。それでいて走りは堪能的。今だからこそ光る、「いい時代のM3」をじっくりと堪能する。