- フォルクスワーゲン / ジェッタ GLi(1989)
コンパクトセダンのお手本
フォルクスワーゲン・ゴルフがハッチバックのひとつの基準を作ったクルマだとすれば、その合理的な設計をセダンへと仕立て直したのがジェッタです。 ハッチバックよりセダンを好む市場に向け、ゴルフをベースに独立したトランクを与えて誕生しました。

今回の一台は、ゴルフ2の時代に作られた二代目ジェッタ。1989年式の後期型で、熟成が進み、グレード構成が整理された時期のモデルになります。
ガソリン仕様はGLiに一本化され、搭載される1.8リッターは扱いやすく、当時のVWらしい素直な回り方を見せます。
外観は、同世代のゴルフとは明確に印象を変えたデザインが特徴です。
角目のヘッドライト、角張ったリアまわり、そして荷室を広く取るためにハイデッキ化されたトランク。
斜め後ろから眺めると、荷室をしっかり確保しながら、実用性とデザインの両面で真面目に工夫されていることがよくわかります。
さらに、この個体は走行3.9万kmのワンオーナー。記録簿を12枚残し、トルネードレッドのボディもオリジナル塗装を保っています。
二代目ジェッタ自体が希少になった今、このコンディションで出会える機会はさらに少なくなっています。
内装も低走行らしいコンディションで、運転席のシートやカーペット、シフト表示やスイッチ類の文字まで鮮明に残っています。
ルーフライニングやトランク内の状態からも、大切に扱われてきたことが伝わります。
近年、80〜90年代のヨーロッパ車が再評価される中で、オリジナルコンディションを軸に選ぶ方は確実に増えています。
長く付き合ううえでも整備の観点から重要なポイントです。
欲しいと思っている方には、ぜひ見ていただきたい一台です。
確かな魅力を持つ、二代目ジェッタらしさをしっかりと感じることができる個体です。

絵本よりも中古車情報誌を隅々まで読み込んでいた幼い頃。それ以来、ずっとクルマに魅せられてきた。高校生の時に初めたInstagram「hinacars」では6年間で200...
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