- BMW / 2シリーズグランクーペ(2025)
20年前の3シリーズを思わせる、ちょうどいいBMW
BMW 2シリーズ グランクーペは、1シリーズと基本的な成り立ちを共有しながら、流れるようなルーフラインと4枚のドアを備えた、セダンとクーペの良さを併せ持つモデルです。

日本でコンパクトなBMWを考えると、まず1シリーズを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。ハッチバックという形から、日常での使い方を想像しやすいことも理由のひとつでしょう。
一方でグランクーペは、写真で見ると伸びやかなラインが強く、サイズ感が少し分かりづらいところがあります。
そこで筆者の感覚を一つ示すなら「20年前の3シリーズ」です。
実際の寸法を比べると、そのイメージが腑に落ちます。
2シリーズ グランクーペ:全長4550mm × 全幅1800mm × 全高1435mm
E90型3シリーズ(20年前):4525mm × 1815mm × 1440mm
数字を並べてみると、現行2シリーズ グラン クーペは、かつての3シリーズに驚くほど近い大きさです。
ちなみに、現行3シリーズは4720mm × 1825mm × 1440mm。
つまり、3シリーズが世代を重ねながら立派になっていった一方で、かつての3シリーズに近いサイズ感を、現代のBMWとして味わえるのが2シリーズ グラン クーペなのです。
そして、220は小さくて乗りやすいだけでなく、経済的でもあります。
搭載されるのは、1.5リッター直列3気筒DOHCターボに48Vマイルド・ハイブリッドを組み合わせたパワートレイン。エンジン単体で156ps/240Nm、システム全体では170ps/280Nmを発生します。
3気筒と聞くと非力に感じるかもしれませんが、高速道路では欧州車らしい余力のある走りを見せます。
標準のアダプティブMサスペンションがハンドリングを引き締め、「駆け抜ける喜び」をしっかり感じられます。
ドアを開けると、窓枠を持たないフレームレス・ウィンドウが現れます。
4ドアの実用車でありながら、ドアを開けるたびに少しだけクーペを選んだ気分にさせてくれる特別感。
内装はステッチなどにのブルーのアクセントが入り、控えめにスポーティ。使い勝手も良く、モニターはApple CarPlay対応です。
サイズがちょうど良く、特別感があり、何よりスタイルがいい。
扱いやすいサイズに、運転する楽しさと4ドアの実用性、そしてグラン クーペならではのスタイルを詰め込んでいます。
かつて3シリーズが担っていた「大きすぎないBMW」の心地よさを、2025年の感覚で楽しめる一台なのかもしれません。

絵本よりも中古車情報誌を隅々まで読み込んでいた幼い頃。それ以来、ずっとクルマに魅せられてきた。高校生の時に初めたInstagram「hinacars」では6年間で200...
Learn More





