- ランドローバー / ディスカバリー(2018)
妥協なき第五世代
ランドローバーの第3のモデルとして登場したディスカバリー。 1989年の初代発売から35年以上が経ち、かつての新参者は今や伝統の一角を担う存在になりました。

今回の主役であるディスカバリーは、2017年に登場した5代目。
3代目と4代目は基本骨格を共有していたため、この5代目では実質13年ぶりとなる全面刷新が図られました。
その刷新で、従来の角ばった造形から、空力を意識した丸みのあるデザインへと舵を切っています。
従来の角張った造形はディスカバリーらしさでもありましたが、空力性能という面では不利でした。
長距離移動にも使われることの多いディスカバリーにとって、燃費や安定性は無視できない要素です。
この変更は伝統を捨てたのではなく、歴代モデルのオーナーの使い方に寄り添ったデザインといえます。
高速域ではエアサスが自動で13mm車高を下げるなど、実用性を磨こうという開発陣の姿勢を感じられます。
走破性もブランドらしく磨かれています。
今回のHSEに搭載される3.0L V6スーパーチャージドは、340ps/450Nmを発生し、街中から高速、悪路まで余裕のある走りを感じられます。
最大115mmの車高調整幅を持つエアサスは、コンフォート性と悪路での追従性を両立。
副変速機付き4WDを備え、最大渡河深度はブランド最大級の900mm。
これは現行300系ランドクルーザーより200mm深く、実際に試す機会はなくとも安心感の質が違います。
外装はニュージーランドの洞窟から着想を得たワイトモグレイ。
グリルやバッジをブラックで統一し、落ち着いた存在感を放ちます。
内装はライトグレーのレザーで、直線的なダッシュボードや肘掛けと組み合わされ、ディスカバリーらしい実用的な造形を保っています。
Meridianスピーカーやサンルーフを装備し、この世代では内装の質感も大きく向上しました。
高級SUVとも遜色ない仕上がりです。
さらにスマートフォンでロック操作やシート・エアコン設定が行えるリモートプレミアムなど、現代的な利便性も備えています。
今では街で見ない日はないSUV。そのルーツを築いたブランドのひとつがランドローバーです。
その中で、上質さと圧倒的な走行性能を両立したディスカバリー5は、今こそ魅力が際立つ欲張りな一台です。

絵本よりも中古車情報誌を隅々まで読み込んでいた幼い頃。それ以来、ずっとクルマに魅せられてきた。高校生の時に初めたInstagram「hinacars」では6年間で200...
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