- レクサス / LS600h(2008)
静かに価値を上げるフラッグシップ
トヨタのセルシオという名作は、時代を超えて評価され続けてきました。 状態の良い個体は年々減少し、その価値はじわじわと再評価されています。 良い個体は、いつだって市場の方が先に見つけてしまう。 そして今、同じ現象が起き始めているように見えるのがレクサスLSです。

今回の主役は、低走行かつ高グレードという理想的な条件を備えた一台。
2007年、満を持して登場したフラッグシップLS600h。
当時、多くのブランドが頭を抱えていた「エコ」と「ラグジュアリーセダン」という相反するテーマを、真正面から成立させてしまったモデルです。
「6リッター並の動力性能に、3リッター並の燃費」
そんなキャッチコピーを可能にしたのは、LS460の4.6リッターの1UR-FSEをストロークアップし5.0リッター化したV8に、ハイブリッドシステムを組み合わせた心臓部。
エンジン単体で394ps/520Nmを発生。モーター走行も可能で、10・15モード燃費は12.2km/L。
5000cc V8とモーターの組み合わせは余裕そのもの。加速の力強さを主張することなく、静かに速度を積み重ねていきます。
さらに、FRのLS460とは異なり、600hはフルタイムAWDを採用。重量級セダンとして相応しい安定感をもたらします。
トランスミッションは2段変速式リダクション機構付きCVT。
足まわりにはエアサスペンションを採用。車高調整機能やオートレベリング機能も備えています。
そして、この時代を象徴する装備が“量産車世界初”となる、LEDロービームヘッドランプ。
今では当たり前の技術ですが、当時のLSはまさに未来を先取りしたクルマでした。
今回の個体は、シルバーのボディにシルバーのホイール、そしてメッキのアクセント。
同系色を巧みに使い分けた、洗練された佇まいが魅力です。
内装は落ち着いたウッドとベージュレザー。
シートヒーター&ベンチレーション、レーダークルーズコントロール、走行モード切替など、ドライバーも同乗者も満たす装備が揃っています。
走行距離は2万km台。レザーの状態も非常に良好な一台。
これからネオクラシックとしても注目されるであろうLS600h。
まだ誰も本気で探し始めていない今こそ、静かに手に入れるチャンスなのかもしれません。

18歳で免許を取ったその日から、好奇心と探究心のおもむくままに車を次々と乗り継いできた。あらゆる立場の車に乗ってきたからこそわかる、その奥深さ。どん...
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