- BMW / 750i xドライブ ラグジュアリー(2019)
ピュアな内燃機関が息づくラグジュアリー
この7シリーズに搭載されるのは、4.4リッターV型8気筒DOHCツインターボエンジン。現行型のようなマイルドハイブリッドではなく、純粋な内燃機関モデルです。 ダウンサイジングや電動化が進む今、この大排気量V8を積むというだけで特別な存在に感じられます。

そういった背景から現行型が登場した今でも、どうしても気になってしまうのが先代後期モデルの750i xDriveというクルマです。
改めてスペックを見ると、最高出力530ps、最大トルク750Nmという圧倒的な数字。
新車当時はショーファーカーとして選ばれることも多かったかもしれませんが、今ならむしろ自分でドライブしたくなるパワフルさと、4WDによる安心感がこのモデルの魅力です。
そして、ラグジュアリーという選択肢も素晴らしい。
このモデルにはMスポーツの設定もあり、スポーティーな印象のエクステリアを選ぶこともできました。
しかし、7シリーズはMスポーツありきではなく、本来の姿とも言えるラグジュアリー仕様にこそ、このモデルの魅力があります。
そして、忘れてはいけないのがベルニーナ・グレー・アンバーエフェクトというボディカラーです。
メタリックならではの奥行きを感じさせる色味で、流行りのソリッドグレーとはまた違う独特の色味を持っています。
ボディカラーと細部のメッキとの相性も良く、20インチのアルミホイールがラグジュアリーな雰囲気をさらに引き立てます。
ドアを開けると、明るめのブラウンレザーを多用した内装が広がります。
シートのステッチや質感、細かな調整幅は、やはりフラッグシップモデルらしい仕上がりです。ウッドパネルはダークトーンでまとめられ、落ち着いた雰囲気を演出します。
後期モデルでは新デザインの液晶メーターパネルが採用され、現代のモデルでは当たり前となったデジタル表示が備わります。
エンジン回転計が反時計回りに上昇していくコックピットのようなデザインも特徴的です。
運転中に視線を逸らすことなくナビゲーションを確認できるよう、メーター中央にマップを表示する機能も備わっています。
もちろんメーターとは別にダッシュボード中央にもモニターがあり、どちらも使い勝手に優れています。
BMWらしくドライバーオリエンテッドな設計思想が随所に感じられ、運転に関わる装備が自然と手の届く位置に配置されています。
スピーカーにはバウワーズ&ウィルキンス製が採用され、音響も素晴らしい仕上がりです。サンルーフも備わっており、ドライバーズカーとして求めたい条件がしっかり揃っています。
中古車市場では同価格帯にさまざまな比較対象がありますが、ピュアな内燃機関モデルであり、このボディカラーをまとった個体となると、非常に珍しい組み合わせです。
市場でも滅多に出会えない組み合わせであり、この個体ならではの魅力を存分に味わえる一台です。

絵本よりも中古車情報誌を隅々まで読み込んでいた幼い頃。それ以来、ずっとクルマに魅せられてきた。高校生の時に初めたInstagram「hinacars」では6年間で200...
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