• メルセデス・ベンツ / EQE350+(2024)

“ちょうどいい”が宿るEVメルセデス

EQS譲りの上質さと、日常に馴染む絶妙なサイズ感。1300万円級の完成度を、いま500万円台で味わえるEQE350+。未来感だけでは終わらない、“自然に薦めたくなるEVメルセデス”だった。

メルセデス・ベンツ・EQE350+(2024)“ちょうどいい”が宿るEVメルセデス

薦めたい理由は

EQSは、これまでセダン・SUV含め複数取り扱ってきたし、実際に何度も触れ、乗ってきた。

だが今回のEQE、実は初めてである。

理由は単純だ。

中古車相場が、随分とこなれてきたから。

メルセデス・ベンツ・EQE350+(2024)“ちょうどいい”が宿るEVメルセデス

2026年5月時点。

2024年式・走行2万km弱の個体が、500万円台半ば。

これには正直驚いた。

何しろ新車時は、乗り出し1300万円オーバーのクルマだ。

その完成度を知っているからこそ、「今こそお薦めしたい」と強く感じた。

メルセデス・ベンツ・EQE350+(2024)“ちょうどいい”が宿るEVメルセデス

変わらない上質さ

早速乗り込む。

まず第一印象。

EQSとの違いが、パッと見ただけではわからない。

それもそのはずで、EQSと同じ「EVA2」と呼ばれるEV専用プラットフォームを採用している。

メルセデス・ベンツ・EQE350+(2024)“ちょうどいい”が宿るEVメルセデス

つまりこれは、単なる廉価版ではない。

メルセデスがEVで目指した上質さを、そのまま受け継いでいる。

室内空間の広さも十分。

EQSの美点であったあの未来的な空気感も、きちんと受け継がれている。

メルセデス・ベンツ・EQE350+(2024)“ちょうどいい”が宿るEVメルセデス

走り出して感じる、滑らかで静かな加速。

そしてどこまでもフラットな乗り味。

「ああ、やっぱり上質だな」

自然とそう思わせる。

メルセデス・ベンツ・EQE350+(2024)“ちょうどいい”が宿るEVメルセデス

絶妙なサイズ感

だが、このクルマにはEQSと決定的に違う部分がある。

それが、サイズだ。

EQEは、全長4970mm × 全幅1905mm × 全高1495mm。

対するEQSは、全長5130mm × 全幅2035mm × 全高1725 mm。

数字で見ると、その差は想像以上に大きい。

メルセデス・ベンツ・EQE350+(2024)“ちょうどいい”が宿るEVメルセデス

もっとも、EQSですら実寸を感じさせない取り回しの良さを持っていた。

そこがメルセデスの凄さでもある。

だがEQEはさらに自然だ。

さらに印象的なのは、もうワンランク小さいクルマのように扱える取り回しの良さだ。

最小回転半径4.9mという数字も大きいが、それ以上に、身体に馴染んでいく感覚が実にメルセデスらしい。

この絶妙なサイズ感が、EQE最大の魅力かもしれない。

メルセデス・ベンツ・EQE350+(2024)“ちょうどいい”が宿るEVメルセデス

近づいた距離

そして今回の個体は、パタゴニアレッド。

未来的なデザインの中に、どこか温度感を感じさせる色味である。

EVというと、無機質なイメージを持つ人も少なくない。

だがこのEQEは違う。

静かで、滑らかで、先進的。

それでいて、ちゃんと“クルマらしい豊かさ”が残っている。

メルセデス・ベンツ・EQE350+(2024)“ちょうどいい”が宿るEVメルセデス

さらに、デジタルインテリアPKGやBurmesterサウンド、パノラマガラスルーフなど、装備内容も非常に充実している。

そして何より、この完成度を持ちながら、今や500万円台で狙えるという事実。

新車価格だけを見ると、どうしても遠い存在に感じるクルマだった。

だが今は違う。

むしろ、このタイミングだからこそ、非常に“美味しい”一台になっている。

メルセデス・ベンツ・EQE350+(2024)“ちょうどいい”が宿るEVメルセデス

EVという選択肢に、まだどこか距離を感じている方にも、ぜひ一度触れてみてほしい。

EQEは、未来のクルマというより、“アップデートされたメルセデス”として非常によくできている。

だからこそ、自然に薦めたくなるのである。

メルセデス・ベンツ・EQE350+(2024)“ちょうどいい”が宿るEVメルセデス
Written By
HIROYUKI KONO

18歳で免許を取ったその日から、好奇心と探究心のおもむくままに車を次々と乗り継いできた。あらゆる立場の車に乗ってきたからこそわかる、その奥深さ。どん...

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