冒険心を究極の形で具現化した限定モデル ランドローバー・ディフェンダー・ダカール
限定生産モデル「ディフェンダー・ダカール」は2027年初頭より予約受付を開始する予定で、詳細な技術情報および仕様は、サウジアラビアで開催されるダカール・ラリー 2027で発表される。

英国・ゲイドン発
ディフェンダーは、2026年のダカール・ラリーのストッククラスで優勝した競技仕様車両「ディフェンダー D7X-R」をベースとした公道走行可能にし、過酷なラリー環境で鍛え上げられた耐久性とパフォーマンスの頂点を極めた限定生産モデルを開発している。
ディフェンダーは、モントレー・カー・ウィークの一環としてカリフォルニアで開催されたThe Quail by The Peninsula, A Motorsports Gathering(ザ・クエイル・バイ・ザ・ペニンシュラ・ア・モータースポーツ・ギャザリング)において、そのデザイン・プレビュー・モデルを公開した。
この限定生産の4x4モデルは、優勝マシン「D7X-R」をレースで培った技術によって進化させたもので、ラリーレイドで発揮される先駆的な走破性を公道でも体感できるようにしており、75年にわたるオフロード技術の革新と、モータースポーツ競技で培ってきたデザインを融合させている。
エンジニアたちは「ディフェンダー・ダカール」のポテンシャルを最大限発揮できるように、ジオメトリーの最適化、サスペンションの強化、オフロード走行に適したボディの改良、ラリーからインスピレーションを得たインテリア要素、そして個性的なカラーオプションを採用した。
ディフェンダーの米国市場への復帰から5年が経ち、販売台数は13万台を超えており、「ディフェンダー・オクタ」の成功や、多様かつ優れた走破性を誇るラインナップの強みにより、その勢いはさらに加速してる。
こうした背景から、ザ・クエイル・ア・モータースポーツ・ギャザリングで、この新型車を特別先行公開する最も理想的な舞台といえ、会場では、「ディフェンダー」のヘリテージ・モデルと、ダカール・ラリーのストッククラスで優勝を飾った「D7X-R」とが並んで展示されたほか、ランドローバー・エクスペリエンスの特設コースでの試乗体験も行われた。
ディフェンダー・ラリーは、世界で最も過酷なオフロードレースであるダカール・ラリー 2026のストッククラスに初参戦し、初優勝という歴史的な快挙を成し遂げた。
14日間にわたる過酷な戦いの末、3台の「D7X-R」は1位、2位、4位を獲得したほか、13の過酷なステージのうち10ステージで表彰台を独占(1-2-3位フィニッシュ)するという驚異的な戦績を残した。
これらの3台は、合計2万4000kmにおよぶ総走行距離にわたって揺るぎない耐久性を証明したことになる。
この公道仕様となる「ディフェンダー・ダカール」は、競技仕様マシン「D7X-R」と同様に、強靭なD7xボディアーキテクチャ、トランスミッション、ドライブトレインを採用しており、そのすべてが「ディフェンダー・オクタ」をベースとしたものだ。
この限定生産モデルでも、4.4リッターツインターボV8ガソリンエンジンを搭載しており、レース規制による出力制限を受けないため、最高出力635psという本来のパフォーマンスをフルに発揮することができ、また、冷却性能を強化し最大トルク750Nmを発生させる。
「ディフェンダー・ダカール」には、新型の鍛造20インチホイールにアドバンスト・オールテレインタイヤを組み合わせた、35インチのタイヤパッケージを装備し、また、モータースポーツで実績のあるビルシュタイン製アドバンスト・ダンパーを備えたコイルスプリングサスペンションや、新しく追加するドライブモード(「デューンズ」および「グラベル」)、過酷で変化に富んだ地形でのスムーズな走行を実現するために競技仕様マシン向けに開発した革新的な「フライトモード」も搭載。
エクステリアのディテールには、ルーフに装着したライトポッド、固定式メタルルーフ、カーボンファイバー製レイズドエアインテーク、カーボンファイバー製ボンネット、リベット剝き出しの拡張ホイールアーチ、テールゲート・ブランキングプレート、そして特徴的なマッドフラップなど、ラリーマシンを物語る要素が随所に散りばめられている。
また、強化された金属製フロント・アンダーシールドとアンダーボディ・プロテクションも、ラリー由来の要素だ。
ディフェンダー担当マネージング・ディレクターであるマーク・キャメロンは次のように述べている。
「私たちはエンジニアに対し、これまでの限界に挑み超えるよう求めました。まず、『ディフェンダー・オクタ』を『D7X-R』へと進化させ、さらにダカール・ラリーで優勝した『D7X-R』を公道走行可能な仕様にすることはできないか、と問いかけたのです。その結果、誕生したのが『ディフェンダー・ダカール』です。
これは冒険心を究極の形で具現化したモデルであり、私たちが掲げる不可能を可能にする姿勢を真に反映したものだ。
ディフェンダー・ラリーチームの精神だけでなく、オフロード走破能力における革新という私たちの継続的かつ歴史的な積み重ねも体現している。
この限定生産モデルには、想像しうる最も過酷な環境や極めて厳しい競技条件から私たちが学んできたすべての知見が注ぎ込まれおり、とどまることを知らないDNAから生まれた、正真正銘の『ディフェンダー』です」
「ディフェンダー・ダカール」では、「D7X-R」のカラーリングからインスピレーションを得た、象徴的なダカールサンドのボディとヤンブーターコイズのルーフの組み合わせをはじめ、多彩なカラーオプションを用意し、ナルヴィックブラックおよびアラスカホワイトでは、マットプロテクティブフィルムがオプションとして選択可能だ。
「ディフェンダー・ダカール」のインテリアは、ラリー由来のディテールとタフラグジュアリーさを融合させており、1列目に専用設計したレーシングスタイルシートを備えた2+2シートレイアウトを採用し、オプションとしてフロントシートには4点式レーシングハーネスを用意するほか、後部収納スペースにはレース用ヘルメットを収めることができるようにデザインしており、リアラゲッジスペースには、スペアホイールとエアコンプレッサーを固定するための専用マウントを設けた。


