• ランドローバー / レンジローバー オートバイオグラフィ P530(2026)

力強さと静けさ

昔からレンジローバーにはグリーンの外装色が選ばれることが多くあります。 しかし、このベルグレイヴィアグリーンにはどこか新鮮な雰囲気を感じます。

ランドローバー・レンジローバー オートバイオグラフィ P530(2026)力強さと静けさ

レンジローバーのボディカラーには英国の土地を想起させる名前が多く、このグリーンもその一つです。

ベルグレイヴィアはロンドンを代表する高級住宅街。その名を知れば、街並みに溶け込む深い緑まで想像したくなり、この色がさらに魅力的に映ります。

ランドローバー・レンジローバー オートバイオグラフィ P530(2026)力強さと静けさ

さて、今回の主役はレンジローバー オートバイオグラフィ P530のロングホイールベースモデルです。

現行型は先代の雰囲気を継ぎつつ、丸みを帯びたシンプルな造形が特徴です。ブラックアウトされたピラーとルーフ、ボンネットからサイドへ伸びる直線、グレードで表情を変えるサイドベント。縦長になり、存在感を消したテールランプも印象的です。

攻撃的なデザインが増えるラグジュアリーSUVの中で、レンジローバーは独特な落ち着きを持っていると言えるでしょう。

ランドローバー・レンジローバー オートバイオグラフィ P530(2026)力強さと静けさ

PHEVやディーゼルも選べる現在のラインナップにあって、今回のクルマが搭載する4.4L V8ツインターボは、依然として揺るぎない魅力を持っています。

先代の5.0L スーパーチャージドV8とは性格が変わりましたが、踏み込んだ時の力感とサウンドはしっかり残されています。

530PS/750Nmが2トンを大きく超える車体を押し出し、0-100km/h加速4.6秒を実現します。

ランドローバー・レンジローバー オートバイオグラフィ P530(2026)力強さと静けさ

さらに、電子制御エアサスペンションとダイナミックレスポンスプロが大きなボディの姿勢を巧みに整え、路面のうねりを穏やかにいなしていきます。

いわゆる「魔法の絨毯」と表現したくなる乗り味です。

ランドローバー・レンジローバー オートバイオグラフィ P530(2026)力強さと静けさ

街中や同乗者の多い場面で求められる静けさも、アコースティックラミネートガラスやアクティブノイズキャンセレーションによって高められています。

ヘッドフォンで馴染みのあるノイズキャンセリングを車内空間にも応用し、スピーカーから逆位相の音を発することでロードノイズなどを低減。長距離移動でも静かな空間を保ちます。

もちろんスピーカーは静粛性のためだけのものではありません。ヘッドレストにまでスピーカーを配置したMERIDIANのシステムは、乗員を包み込むような立体的なサウンドをつくり出します。

ランドローバー・レンジローバー オートバイオグラフィ P530(2026)力強さと静けさ

内装はブラックレザーとウッドの組み合わせ。多くの操作を中央の大型モニターへ集約したことで、これほど大きなクルマとは思えないほどインテリアはすっきりと整えられています。

運転席に座れば、やはり5.2mを超えるロングホイールベースの全長は意識します。

しかし、現行型で採用されたオールホイールステアリングによって、巨体から想像する以上に取り回しは軽快です。低速では後輪を前輪と逆方向へ操舵することで、ロングホイールベースながら最小回転直径は11.54m。見た目から想像するよりも小さく回れます。

ランドローバー・レンジローバー オートバイオグラフィ P530(2026)力強さと静けさ

また、レンジローバー伝統の「コマンドドライビングポジション」も健在です。高い着座位置と広い視界によって、大柄なボディの四隅も意外なほど把握しやすく感じます。

SUVのパイオニアが作り出す最新レンジローバーは、静けさと力強さをこれまで以上に高い次元で併せ持つ一台です。

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