• ランドローバー / ディフェンダー110 D300(2023)

やっぱり本物に乗りたい

現代のSUVにつながる系譜を辿っていけば、ランドローバーは避けて通れない存在です。そして、その歴史を現代までつないでいる一台として、ディフェンダーが見えてきます。

ランドローバー・ディフェンダー110 D300(2023)やっぱり本物に乗りたい

最近のSUVは国内外のメーカーが多様なモデルを展開していて、用途や好みに合わせて選べる楽しさがあります。

しかし、全車種を乗り比べるのは現実的ではなく、その間に買えなくなってしまうこともあります。

同じようなモデルが並んだとき、どこで決めるのか。迷ったらルーツ、その原点を選ぶという考え方は、確かにひとつの解決策でしょう。

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街中でも見かけるようになった現行型ディフェンダーは、まず見た目から他とは違うと感じさせます。

歴代モデルを思わせるスクエアなプロポーションや、丸型をモチーフとしたライトの表情を取り込みながら、単なるレトロデザインにはしていません。

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ライトが点くと丸目の雰囲気があり、横から見ればスクエアでスペアタイヤを背負う姿は紛れもなくディフェンダーです。

丸みを帯びた部分との使い分けによってモダンさも加わり、現代の生活に自然と溶け込みます。

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今回のゴンドワナストーンにブラックのアクセントを組み合わせた外観は、ディフェンダーの無骨さを残しながら、都会的な雰囲気も感じさせる組み合わせです。

内装はキャメルとブラックのコンビで、ねじ止めの意匠やウッドのトリムなど、高級SUVとしての質感とランドローバーらしい道具感が共存しています。

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シートに座ると伝統のコマンドポジションによる高い視点、カメラを用いた死角対策など、サイズが大きくても街中で選ばれる理由が分かる装備が揃っています。

操作系も必要なものを手の届く場所にまとめ、華美な演出より使いやすさを優先した印象があります。それでいて安っぽく見せないところに、現行ディフェンダーの巧さがあります。

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エアサスペンションをオフロードハイトまで上げれば、アプローチアングル37.5°、ブレイクオーバー28.0°、デパーチャー40.0°。キャンプ場などの悪路に十分対応できることが分かります。

さらに最大渡河水深は900mm。実際にそこまでの性能を使う機会はそう多くなくても、渡河まで想定して設計されているという事実そのものが、ディフェンダーの出自を物語っています。

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今回のD300は、3.0リッター直列6気筒ディーゼルターボにマイルドハイブリッドを組み合わせ、最高出力300PS、最大トルク650Nmを発生します。

数字以上に印象的なのは低回転域からの厚みで、大柄な110のボディを意識させないほど自然に速度を乗せていきます。

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市街地での乗り心地も考えられていて、エアサスペンションと連続可変ダンパーを備えています。

現行型では従来のラダーフレーム構造から、アルミニウムを多用したモノコック構造へと大きく転換しました。

オンロードでは本格オフローダー特有の構えを必要とせず、SUVとして自然に運転できます。それでいて悪路へ踏み込める余白はきちんと残されている。その両立こそ、現行ディフェンダーの面白さでしょう。

ランドローバー・ディフェンダー110 D300(2023)やっぱり本物に乗りたい

本物は、見ているだけではなく、乗って初めて良さが分かります。

SUVを検討している方は、一度ディフェンダーをチェックしてみる価値があると思います。

ランドローバー・ディフェンダー110 D300(2023)やっぱり本物に乗りたい
Written By
HINATA NAGAI

絵本よりも中古車情報誌を隅々まで読み込んでいた幼い頃。それ以来、ずっとクルマに魅せられてきた。高校生の時に初めたInstagram「hinacars」では6年間で200...

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