伝説的なSVの系譜 ランボルギーニ・レヴエルトSV 限界を再定義する
ランボルギーニ・レヴエルトSVは0-100km/h加速を驚異的な2.4秒、0-200km/h加速をわずか6.7秒で達成し、最高速度は345km/hに達する。

初代ミウラSVから始まった系譜
ランボルギーニは、55年前に初代ミウラSVから始まった系譜に連なる最新のV12スーパーヴェローチェ・モデルとなる「レヴエルトSV」を発表した。
ランボルギーニにおいて、SV は「スーパー・ヴェローチェ」を意味し、究極の高性能モデルを示す。
新型レヴエルトSVは、さらなる高出力化、軽量構造、最適化されたエアロダイナミクス、そして精緻なシャーシ・セットアップを融合することで、より高いパフォーマンスとドライビングプレジャー、そして情熱を実現している。
レヴエルトSV によって、ランボルギーニは伝説的なスーパー・ヴェローチェの系譜に新たな章を切り開き、ランボルギーニの創立年である1963年に敬意を表して1963台限定で生産されるレヴエルトSV は、⾧年にわたりブランドを支持してきた顧客とコレクターのために用意されたモデルだ。
V12ハイブリッドのパワーと妥協なきレーシングDNAを融合させることで、スーパースポーツカーにおける体験をまったく新たな次元へと引き上げる、かつてないパフォーマンスの進化を体現。
ランボルギーニ Chairman and CEO のステファン・ヴィンケルマンは、次のように述べている。
「レヴエルトSV は、パフォーマンスとドライビング精度において新たなベンチマークを打ち立てたレヴエルトの可能性を、さらに高い次元へと引き上げるモデルです。
ステアリングを握る体験をより濃密で、ダイレクトかつ心を揺さぶるものとするためあらゆる要素を開発しました。
この車では、特別感と技術的な完成度、そして純粋なドライビングプレジャーが究極の形で表現されています。まさにランボルギーニのDNAを最も純粋に体現する一台であり、限界を超え、妥協のない感動をもたらすために生み出されたスーパースポーツカーです」
ランボルギーニ初のV12ハイブリッド・スーパースポーツカーであり、1000psを超える出力を誇る「レヴエルト」をベースとしたレヴエルトSVは、エアロダイナミクスからパワーデリバリーに至るまであらゆる要素をさらに最適化し、最高出力1065ps、クラストップレベルのシステムトルク1425Nmを実現。
また、0-100km/h加速はわずか2.4秒、0-200km/h加速は6.7秒を記録し、最高速度は345km/hに達する。
本モデルは、サンタアガタ・ボロネーゼでこれまで生産されてきたランボルギーニの中で、最もパワフルかつ最速のモデルだ。
こうした極限的な数値こそが、ランボルギーニが「The Quantum of Driving(ドライビング体験の質的飛躍)」と定義する概念を生み出しており、これは、パフォーマンスが単に直線的な進化を遂げるのではなく、ドライビング体験そのものがまったく異なる次元へと変貌することを意味する。
「Quantum」は、この状態変化を表現する言葉であり、ドライビングが最も純粋な形へと到達する瞬間を示している。
この新たなトップパフォーマンスモデルは、より印象的なデザインに加え、ダウンフォースを高めた強化型エアロダイナミクス、レーシングカーに着想を得た調整式パッシブダンパーを備える新開発のサスペンション、次世代のCCM-R Plusカーボンセラミックブレーキ、そして専用開発されたブリヂストン製ポテンザ・レースRタイヤを採用している。
レヴエルトSVでは、ランボルギーニとして初めてとなる専用の「Pilota」ドライビングモードを導入し、サーキットにおいて、これまで以上に没入感が高く、ドライバーの好みに応じてカスタマイズ可能なドライビング体験を実現。
この哲学に基づき、インテリアはランボルギーニの「Feel Like a Pilot」コンセプトを最も純粋な形で体現し、ドライバーとマシンの間に深い一体感を生み出す。
レヴエルトSVの使命は、V12レーシングスピリットを最も純粋な形で解き放つことにあり、すなわち、それは極限のパワーを、人とマシンを結び付ける強烈かつ本能的な一体感へと昇華させることだ。
ステファン・ヴィンケルマンは次のように続ける。
「新たなエアロダイナミクス、最先端のビークルダイナミクスコントローラー、そしてモータースポーツ由来のサスペンション、ブレーキ、タイヤ技術に加え、さらなる高出力化により、レヴエルトSVはレヴエルトを上回る精度とスポーティネスを実現しています。
これにより、レヴエルトSV は、パフォーマンスを追求するドライバーにとって究極のスーパースポーツカーとなるのです」
ランボルギーニのファクトリードライバーであるマルコ・マペッリが記録した1分41秒6のラップタイムにより、レヴエルトSVはドイツのホッケンハイムリンクにおける量産車最速記録を樹立し、世界有数のパフォーマンス評価基準として知られる同サーキットは、本モデルの卓越したダイナミック性能を実証するための理想的な舞台となった。
よりシャープなデザイン
レヴエルトSV は、デザインとパフォーマンスがシームレスに融合する、ランボルギーニの真髄ともいえる哲学を体現している。
それは、パフォーマンス、デザイン、そして軽量エンジニアリングを妥協なく追求した存在で、インテリジェントに統合されたエアロダイナミクスは、流麗な「Speedshape」のサイドプロファイルから、スタンスをワイドに見せ、圧倒的な存在感を生み出すフロントの垂直型オメガデザインに至るまで、あらゆる要素において最大限のパフォーマンスを追求している。
フロントエンドはひときわダイナミックな印象を放ち、レッドラインの入ったディフューザーと機能的なリアウイングが、空力性能の最適なバランスと最大限のダウンフォースを実現した。
ランボルギーニDesign Director のミィティア・ボルケルトは、次のように説明している。
「レヴエルトSVは、ランボルギーニのV12HPEVの哲学における必然的な進化を体現するモデルであり、レヴエルトが備えるエモーショナルなキャラクターと圧倒的なパフォーマンスを、さらに高い次元へと引き上げています。
車両のあらゆる要素は、パフォーマンスを明確に重視したアプローチに基づいて開発されています。オリジナルデザインの純粋さを維持しながら、空力効率、軽量素材、そしてモータースポーツに着想を得た、よりテクニカルなキャラクターを融合させました。
刷新されたフロントエンド、スーパー・ヴェローチェ専用のリバリー、そして随所に採用された露出したカーボンファイバーが、車両のワイドな佇まい、精密さ、圧倒的な存在感を強調しています。
また、新たなセンターロック式ホイールや六角形のグラフィック・テーマといったディテールは、高度な技術的洗練性と、一目でそれと分かるランボルギーニのデザインDNAを表現しています。
その結果、視覚とダイナミクスの双方において、よりシャープで、より走りに特化し、ドライバーを一層魅了するレヴエルトが誕生しました」
同時に、特別なカラーリングが、本モデルにおける無限ともいえるカスタマイズの可能性を際立たせるとともに、フロントおよびサイドビューのあらゆる角度において、デザインとパフォーマンスを象徴する唯一無二の存在感を放つ。
これらにより、本モデルがテクノロジーとデザイン、そしてレーシング体験を完璧に融合させたモデルであることを印象付け、また、ブラックアクセント、固定式リアウイング、印象的なカラーリング、そしてサイドおよびリアに配された新デザインのSVロゴが、本モデルのエクスクルーシビティを際立たせている。
車両のサイドプロファイルは、内側に特徴的な六角形構造を備え、レーシングカーに着想を得たセンターロック式ホイールによって、その存在感をさらに高める。
リアに配される象徴的なランボルギーニ・レタリングは、標準のShiny Silverに代えて、Shiny Black、Matt Black、Matt Bronze から選択することも可能だ。
「Feel like a pilot」の哲学を体現した、よりシャープなインテリア
新型レヴエルトSVのインテリアは、「Feel like a pilot」というランボルギーニの哲学を最も純粋な形で体現している。
それは、洗練されたドライバー重視のダッシュボードに加え、モータースポーツに着想を得たコントロールレイアウトを採用する最新世代のランボルギーニ・ステアリングホイールにおいても表現された。
レヴエルトSVは、軽量インテリアや超軽量カーボンファイバー製ドアパネル、さらに専用開発のレーシングシートにより、そのレーシングDNAをさらに際立たせており、レヴエルトSVには、カーボンシェル構造を採用したスポーツシートを標準装備しており、レーシングシートならではのビジュアルと、高い実用性、さらに幅広い調整機能を兼ね備えている。
また、オプション設定のモノコックカーボンファイバー製レーシングシートは、軽量化と高速コーナリング時における最大限の横方向サポートを実現することで、さらに妥協のないモータースポーツ由来のドライビング体験を提供。
さらに、使用素材においても新たな基準を打ち立てており、歴代のどのレヴエルトよりも多くのカーボンファイバーを採用しており、Nero Adeレザーに加え、その他のレザータイプも選択可能なほか、シート、センターコンソール、カーペット、ダッシュボードなど、インテリアのスポーティな個性をいっそう際立たせる12色のコントラストレザーカラーを用意した。
ミニマルなインテリアは、レヴエルトSV専用のグラフィックやアニメーションと調和するUXデザインを採用し、ドアを開けた瞬間、ディスプレイに映し出されるレヴエルトSVの印象的なアニメーションが、乗員を迎え入れるほか、レヴエルトSV専用の特別なカラーと素材が、この特別なインテリアをより一層引き立てる。
また、本モデルには専用装備として、ステアリングホイールの右側に赤く仕上げられたPilotaモードのセレクターが配置されており、トラクションコントロールの各種ドライビング設定を切り替えることができ、中央ドライビングダイナミクス制御システム(ANIMA:Adaptive Network Intelligence Management)用の馴染みのあるセレクターレバーも、赤く仕上げられている。
新開発のエアロダイナミクス
より大きなダウンフォース、正確なハンドリング、そしてサーキット走行時におけるラップタイム性能の向上を実現するため、レヴエルトSVのエアロダイナミクスをさらに最適化。
フロントスプリッターとアンダーボディは、最大限のパフォーマンスを発揮できるよう設計されており、フロントバンパーに設けられた角度付きフィンは、ホイールウェル周辺のシール性能を高めるとともに、エアフローを的確にサイドクーラーへ導く。
これにより、流入空気のエネルギーが高まり、効率的な冷却性能を実現するとともに、過酷な条件下でも最適なパフォーマンスを維持し、また、前方寄りに最適化された空力バランスにより、サーキットでのハンドリング性能が向上し、ラップタイムが大幅に短縮。さらに、ブレーキ冷却性能を12%向上させたことで、過酷な条件下でも常に最大限の制動性能を発揮する。
レヴエルトSVのリアウイングは、レーシング技術と効率性を高次元で融合しており、モータースポーツに着想を得たサイドエンドのダブルウイングデザインは、ダウンフォースと冷却性能を最大化すると同時に、中央セクションの低い傾斜角によって空力効率を高める。
レヴエルトSVのリアに採用されたガーニーフラップが、空力性能と冷却性能の最適化に貢献し、これにより、リアフードのダウンフォースが高まるとともに、ラジエーター出口での吸引効果が向上し、熱効率を高め、過酷なレーシングコンディション下でも安定した冷却性能を確保する。
また、リアブレーキ用の新たなクーリングチャンネルは、レヴエルトSVの洗練されたアンダーボディデザインと組み合わせることで、ブレーキディスクの最大限の冷却性能を実現した結果、レヴエルトSVは、レヴエルト比で80%、アヴェンタドールSVJ比でも10%高い総合ダウンフォースを実現しており、さらに、ダウンフォース対ドラッグ効率も、レヴエルト比で 60%向上している。
この設計により、加速性能とグリップ性能が向上し、高速域で最大限の安定性を実現するほか、公道とサーキットの双方において、比類なきバランスをもたらす。
パワートレイン
レヴエルトSVは、最も純粋な意味におけるランボルギーニのドライビングマシンとなった。
パワートレインは、高い比出力を誇る複数のコンポーネントを組み合わせており、6.5リッター自然吸気V12エンジンは、卓越したパワーウェイトレシオを実現するフロントの2基のアキシャルフラックス・モーターと連携し、さらにV12エンジン後方に横置きされた8速デュアルクラッチ・トランスミッションの上部には、ラジアルフラックス式電動モーターが配置されている。
このアーキテクチャにより、極めて迅速なトルク配分と完全電動式トルクベクタリングが可能となり、あらゆる走行条件下で卓越したトラクション、コーナリング精度の向上、そして優れた俊敏性を実現する。
フロント左右輪へのトルクを能動的に配分することで、ターンイン時の応答性を高め、コーナー脱出時のグリップを最大限に引き出すことにより、公道でもサーキットでも、より軽快で、より正確に意のまま操れるスーパースポーツカーのようなドライビングフィールを実現した。
レヴエルトSVに搭載されたV12エンジンは825ps/9250rpmを発生し、最高回転数は9500rpmに達する。
さらに、3基の電気モーターと、最大出力190kWを発揮する改良型高性能7.3kWhリチウムイオンバッテリーとの高度な統合により、システム総出力は1065psを実現しており、これは、レヴエルト比で50psの向上となる。
パワーウェイトレシオは、驚異的な1.66kg/CVを実現し、また、新開発のバッテリーシステムは、レヴエルト比で最大4倍の性能安定性を実現し、過酷なサーキットコンディション下でも、安定した出力性能と高い再現性を発揮。
さらに、システム最大トルクは1425Nmに達し、同クラス最高レベルの数値を実現し、この圧倒的なトルク性能が、レヴエルトSVならではの卓越したレスポンスと驚異的な加速性能を支えている。
クラシックなV12サウンド、極めて高い回転性能、そして最新のハイブリッドアシストの融合により、0-100km/h加速を驚異的な2.4秒、0-200km/h加速をわずか6.7秒で達成し、最高速度は345km/hに達する。
高温の排気ガスは、車両の出力特性に合わせて専用チューニングされた高性能スポーツエグゾーストシステムを通じて排出され、システムには、matte greyで仕上げた2本出しテールパイプを採用しており、テールパイプは、オプションとしてmatte blackおよび、特にエレガントなmatte bronzeも選択可能だ。
ランボルギーニ Revuelto Product Line Director のアレッサンドロ・ファルメスキは、次のようにコメントしている。
「レヴエルトSVの開発において私たちが目指したのは、ドライバーと車との間に、これまで以上に直接的かつレーシングカー由来のエモーショナルな一体感を生み出すことでした。
高速走行時のダウンフォースと安定性を高める強化型エアロダイナミクス、GT3レーシングカー由来のサスペンション、次世代ブレーキシステム、ランボルギーニ専用としてゼロから開発されたブリヂストンのポテンザ・レースRタイヤ、そして新たなPilotaドライビングモードに至るまで、あらゆる要素は、公道でもサーキットでも、すべての走行条件下でドライバーの安心感、一貫した性能、そしてドライビングへの没入感を最大限に高めるために開発されています。
その結果、さまざまなドライビングスタイルや走行環境に適応しながら、常に最も純粋で、最大級の満足感をもたらすランボルギーニ独自のドライビング体験を提供するスーパースポーツカーが誕生しました」
レーシングカー由来の調整式ダンパーを採用した新開発サスペンション
レヴエルトSVのサスペンションは、あらゆるドライブを、ドライバーとパッセンジャー双方にとって比類なき体験へと昇華させる。
GT3のレーシング技術に由来する手動調整式ダンパーが理想的なバランスを実現したことにより、公道でもサーキットでも、最大限の性能とピュアなドライビングフィールをもたらすと同時に、ドライバーそれぞれのスタイルに合わせた緻密なセッティングを可能にした。
最適化されたダンピングがボディのあらゆる動きを正確に制御し、ドライバーはすべてのコーナーを、ダイレクトかつ安全に、妥協なく味わうことができ、その結果、レヴエルト比で敏捷性は17%、横方向グリップは10%向上している。
サスペンションキネマティクスがダンパー性能を最大限に引き出し、車両のダイナミクスを瞬時かつ鮮明なフィードバックとしてドライバーへ伝え、これにより、ドライバーとマシンが一体となる、ピュアなドライビング体験を実現する。
顧客は、さまざまなサーキットでの開発を通じて当社のR&D部門が培った知見を活用することができ、フラットな路面、起伏のある路面、あるいはウェットコンディション向けに最適化された推奨セットアップを選択することで、開発現場で磨き上げられたパフォーマンスを体感可能だ。
新型CCM-R Plus ブレーキ
レヴエルトSVに導入された新型CCM-R Plusカーボンセラミックブレーキディスクは、ハイパーカーおよびレーシングセグメントにおける性能の新たなベンチマークを打ち立て、制動性能を大幅に向上させている。
特に200-0km/hといった高速域からの減速性能が大幅に向上し、制動距離はわずか110メートルに短縮されており、また、耐久レースの極限環境を想定して開発され、Formula 1の技術に着想を得たこのシステムは、革新的な3Dカーボン構造、レース由来のベンチレーション機構、そして専用摩擦層を融合した、真のハイテクブレーキシステムだ。
レヴエルトSVの新型CCM-R Plusブレーキシステムは、性能とコントロール性において新たな基準を打ち立てており、フロント420×40mm、リア410×32mm のサイズを誇るこのシステムは、すでに高性能なCCB-Plusディスクを上回り、公道からサーキット走行に至るまで、より高い制動力と卓越したパフォーマンスを実現。
レヴエルト比で、レヴエルトSV はピーク減速度を11%、放熱性能を23%向上させるとともに、ブレーキディスク温度を12%低減する。
⾧尺カーボンファイバーによる3D構造体をカーボンマトリックス内に組み込み、特殊コーティングを施したことにより、熱が均一に分散し、最大限の安定性と優れた快適性が実現するとともに、向上した摩擦係数によって、ウォームアップを必要とせず、瞬時に高い信頼性を備えた制動力を発揮。
ベンチレーテッド構造のレーシングベルは、最適な冷却性能と最大限の熱効率を実現し、極限の負荷下でも安定した制動性能を維持する。
専用ベンチレーションを採用したカーボンセラミックディスクが、最適な冷却性能と熱効率向上を実現するほか、高剛性マウントシステムを備えたフローティングディスクが、激しいサーキット走行時でも最高レベルの安定性を発揮し、その結果、高負荷が連続する状況にも耐えながら、正確かつ再現性の高いレスポンスを可能にするブレーキシステムが実現し、あらゆるサーキットにおいて、妥協のないパフォーマンスを実現する。
精緻なコントロール性、高い再現性、そして一切の妥協を許さないブレーキング性能を実現するCCM-R Plusにより、ドライバーは最高水準の制動性能を体感でき、標準のNero Opaco仕上げに加え、ブレーキキャリパーには12 色のカラー設定を用意している。
新ブレーキ制御
新しい統合ブレーキ制御(Integrated Brake Control)システムは、車両の動きをリアルタイムで継続的に監視する次世代慣性センサーを採用した。
この情報を新たなインテリジェント仮想推定ロジックと組み合わせることで、システムはあらゆる走行状況における車両の動きを、より高精度に把握できるようになった。
これにより、より正確かつ応答性に優れたブレーキ制御が可能となり、ホイールロックの抑制と制動性能の向上に貢献した結果、制動距離の短縮に加え、ブレーキングとコーナリングが同時に行われる状況での車両制御性が向上し、ジャンプや縁石通過時の安定性も高めている。
レヴエルトSVの統合制御システムの中核を担うのは、革新的な車両ダイナミクス制御ロジックと連携した6Dセンサーで、6Dセンサーは、車両の重心近くに最適に配置され、統合型パワーブレーキ(IPB:Integrated Power Brake)制御ユニットへ直接接続されている。
このセンサーは、3軸(横方向、縦方向、垂直方向)の加速度に加え、3軸(ピッチ、ロール、ヨー)の角速度をリアルタイムで測定し、この情報により、車速、スリップアングル、そしてタイヤと路面間の瞬時摩擦係数を高精度に推定することができる。
6Dセンサーは、統合車両推定システム(IVE:Integrated Vehicle Estimator)を構成する要素の一つであり、その演算プロセスにはカルマンフィルタリングが採用されており、このアルゴリズムは、車両ダイナミクスを予測する機能を備えており、関連する各システムがあらゆる走行状況へ適応できるようにしている。
これらのシステムには、ブレーキ時のホイールスリップ制御機能を担い、制動距離を最大10%短縮する統合型ブレーキコントローラー(IBC:Integrated Brake Controller)も含まれており、IVE との直接接続により、IPB システムはコーナリング時や縁石通過時など、サーキット走行特有の状況においても制動性能を向上させ、こうした制御はすべて、6DセンサーによってIVEが導き出す高精度な推定値に基づいている。
新ドライビングモード「Pilota」
レヴエルトは、選択するドライビングモードに応じて、日常使いできるスーパースポーツカーから妥協なきサーキットマシンまで、まったく異なるキャラクターへと変貌する。
Stradaモードでは、穏やかなスロットルレスポンスと日常走行に適した緻密なトラクションコントロールにより、あらゆるドライブを快適な体験へと変容させ、よりダイナミックな走りを求めるドライバーは Sportモードを選択することで、V12エンジンと車両ダイナミクスの応答性を高め、あらゆるコーナリングを純粋な歓びへと変えていく。
サーキット走行では、トラクションコントロールを最小限に抑え、最大限のパワーを解き放つCorsaモードが使用でき、あらゆるコーナーをアグレッシブかつ正確に攻略することが可能だ。
ステアリングホイール上の専用ロータリーノブで起動するPilotaモードは、ランボルギーニのGT3におけるレーシング経験から直接導き出された5段階の専用トラクションコントロールシステムを軸に、きわめて高度なドライビングセッティングを提供。
このシステムは、さまざまな路面コンディションやタイヤの摩耗状態に応じてシームレスに作動し、さらに、先進のスタビリティコントロールにより、特に縁石通過時やアグレッシブな走行時におけるバランス、精度、そしてパフォーマンスを向上させることで、最高次元のピュアなドライビング体験を実現している。
センターロック式新型軽量ホイール
ランボルギーニは、レヴエルトSV専用の「3D-Superlight Dromos」ホイールを開発した。
フロント20インチ、リア21インチを設定し、単色のShiny Silver で仕上げられており、高度にテクニカルなデザインには、ランボルギーニのデザインDNAを反映した六角形スポークを採用している。
繊細かつ徹底した軽量化を施したホイールは、バネ下重量をさらに低減し、より優れたハンドリング性能を実現。
ホイールデザインは、オプションで他のカラーを選択することもでき、同様に、Matt TitaniumおよびShiny Silverで仕上げられたTrigueroホイールも用意されている。
センターロック機構となる「Monolocker」も全面的に再設計され、量産型ランボルギーニとして初めてレヴエルトSVに採用されている。
パーソナライゼーションの拡充と新機能
ランボルギーニが提供している、事実上無限ともいえるパーソナライゼーションプログラムをさらに発展させ、レヴエルトSVでは、視覚的アイデンティティとパフォーマンス表現の双方を高める新たな要素を導入し、顧客にさらなる選択肢を提供している。
スーパー・ヴェローチェの伝統を受け継ぐレヴエルトSVでは、エクステリア向けに4種類の専用SVロゴ仕様を用意し、顧客は、本モデルのパフォーマンス志向のキャラクターに対する自身の解釈を最も的確に表現するシグネチャーを選択できる。
このアプローチは、レヴエルトSV専用に開発された特別なリバリープログラムによってさらに強化されており、オプション設定およびアドペルソナムを通じて、4種類の専用デザインを選択可能だ。
レヴエルトSV では、最大25点のエクステリアコンポーネントにビジブル・カーボン仕様を設定しており、露出したカーボンファイバーの採用が本モデルを新たな次元へと引き上げている。
また、フロントバンパーやリアウイングなどのエレメントは、このモデルが掲げる技術志向かつ軽量化重視の哲学を際立たせるとともに、パーソナライゼーションの可能性をさらに広げた。
新たに採用されたマット仕上げのカーボンファイバー製ドアパネルを標準装備し、車両全体の軽量化に貢献するとともに、ピュアかつパフォーマンス志向のインテリアデザインをさらに際立たせており、また、標準装備となるカーボンファイバー製ドアパネルには、オプション設定のSonus faber社製ハイプレミアムサウンドシステムをシームレスに統合し、臨場感あふれるナチュラルサウンドを、レヴエルトSVの軽量かつ機能美あふれるキャラクターと調和させている。
新開発の鍛造20/21インチDROMOSホイールは、レース由来のモノロックテクノロジーを採用し、5種類の仕上げと12色展開のセンターロックを組み合わせることで、ブレーキキャリパーとの統一感を持たせた、高度なパーソナライゼーションを実現。
インテリアでは、Dinamica製のCorsa Texを中心とした先進的な仕様を採用し、Corsa Texには新たにNero Cosmusが加わり、レヴエルトSVの研ぎ澄まされたモータースポーツ志向のキャラクターをさらに強調しており、さらに、Corsa Texとレザーを組み合わせた新たなレーシングバケットシートも導入され、軽量構造とサーキット志向のデザインによって、ドライバーとの一体感をさらに高める。
サーキットとストリートを想定した新開発タイヤ
ランボルギーニのオフィシャルテクニカルパートナーであり、ランボルギーニにおける全てのスーパースポーツカーにタイヤを独占供給するブリヂストンは、新型レヴエルトSV専用にプレミアムタイヤのフルラインアップを開発。
ランボルギーニ最新のハイブリッドV12スーパースポーツカーの性能を、一年を通じてあらゆる条件下で最大限に引き出すよう設計された専用タイヤのラインナップには、新型「ポテンザ・レースR」セミスリックタイヤ、「ポテンザ・スポーツ」ウルトラハイパフォーマンスタイヤ、そして「ブリザックLM005」ウインタータイヤがある。
ブリヂストンがレヴェルトSV専用に開発した高グリップタイヤ「ポテンザ・レースR」は、卓越したサーキット性能を発揮するよう設計されており、モータースポーツで培った豊富な開発経験を生かしたこのセミスリックタイヤは、レヴェルトSVの性能を最大限に引き出し、公道走行適合を維持しながら、素早いウォームアップ性能と、1周目から最終ラップまで安定したラップタイムを実現。
ポテンザ・レースRは、モータースポーツ由来のコンパウンドと、新開発のアグレッシブなトレッドパターンによって、極限のドライグリップとハンドリング性能を実現している。
ポテンザ・レースRがサーキット走行向けに設計されている一方で、専用開発されたポテンザ・スポーツタイヤは、公道においてレヴェルトSVの真価を引き出す。
このウルトラハイパフォーマンスタイヤは、ドライ/ウェットを問わず、卓越した高速安定性とステアリング精度を実現し、レヴェルトSVでは、万が一パンクが発生した場合においても安全な走行継続を可能にするブリヂストンのランフラットテクノロジーを採用した専用タイヤを選択できる。
ラインナップの締めくくりとして、アフターマーケット向けに専用設計の「ブリザックLM005」ウインタータイヤも開発しており、厳しい冬季コンディション下における走行でも卓越したパフォーマンスを発揮する。
イタリアで開発・製造されたブリヂストン製のタイヤは、4種類すべてのサイズにランボルギーニ専用ロゴを採用し、サイズはフロント/リアそれぞれ20インチ/21インチで展開される。
これらのプレミアムタイヤは、タイヤ開発プロセスにおける効率性とサステナビリティの向上を目的として、ブリヂストン独自のVirtual Tyre Development(仮想タイヤ開発)技術を用いて開発されており、この技術により、開発期間を短縮するとともに、開発段階における原材料消費量およびCO2排出量を最大60%削減している。
ホッケンハイムリンクにおける量産車最速記録
国際的に認知された明確なパフォーマンス指標を示すため、ランボルギーニはレヴェルトSVの公式ラップタイム計測の舞台としてドイツのホッケンハイムリンクを選定した。
ランボルギーニのファクトリードライバーであるマルコ・マペッリが1分41秒6のラップタイムを記録し、レヴェルトSVはドイツの同サーキットにおける量産車最速記録を樹立。
F1、DTM、GT 選手権の開催地として世界的に知られるホッケンハイムリンクは、自動車業界におけるパフォーマンス評価の代表的な基準の一つで、高速セクション、強い制動が求められるブレーキングゾーン、テクニカルなコーナーを組み合わせた、バランスに優れながらも高い技術力を要するレイアウトにより、車両のダイナミック性能を総合的に評価できる。
さらに、ホッケンハイムリンクはトラックデイの開催地としても高い人気を誇ることから、顧客がレヴェルトSVのパフォーマンスを体験し、そのポテンシャルを余すところなく堪能するうえで、より身近かつ実際の使用環境を反映した舞台となった。
SVモデルの意義と歴史
50年以上にわたり、ランボルギーニのスーパー・ヴェローチェモデルは、サンタアガタ・ボロネーゼを拠点とするスポーツカーメーカーのブランドアイデンティティにおいて中心的な役割を果たしてきた。
それらは既存モデルの中でも最も過激かつ高性能なバリエーションであり、1971年のミウラSVを皮切りに、ディアブロSV、ムルシエラゴ LP670-4 SV、そしてアヴェンタドールSV へと受け継がれる、ランボルギーニの妥協なきパフォーマンス哲学を体現している。
新型レヴェルトSVによって、ランボルギーニはこの伝統を独自の形で継承し、極限を追い求める飽くなき探求心を、かつてないドライビング体験へと昇華させる。



























