各モデルが進化を遂げる マセラティ 新型グラントゥーリズモ/グランカブリオ
洗練されたデザインに加え、グラントゥーリズモおよびグランカブリオ・トロフェオは590psへ向上したV6ネットゥーノエンジンが用意された。

モデナ発、新型グラントゥーリズモ、グランカブリオ
新型グラントゥーリズモ、新型グランカブリオがデビューした。
今回のデザイン刷新は、マセラティ・チェントロ・スティーレ(デザインセンター)が、 サーキット専用モデル「MCエクストレーマ」でより水平基調かつシャープでアグレッシブなフロントエンドを採用したことから始まった探求の集大成だ。
このデザイン言語は、「GT2ストラダーレ」で公道向けに導入され、「MCプーラ」でさらに洗練され、そして今回、象徴的なグラントゥーリズモ、グランカブリオにも適用された。
具体的には、新型グラントゥーリズモおよび新型グランカブリオは、刷新されたエクステリアとさらに洗練されたインテリアを備えて登場。
2.9リッターV6ネットゥーノエンジンが生み出す最高出力は最大590psに達し、最高速度320km/h超(グラントゥーリズモ・トロフェオ)、最大トルク650Nmを発揮。
さらに、トロフェオ仕様に標準装備されるスポーツエキゾーストシステムによって、これまでにないサウンド体験を提供する。
全モデルに4輪駆動(AWD)システムと、車高および減衰力を調整可能なエアサスペンションを標準装備し、4名が完全な快適性と安全性の中で楽しめるドライビング体験も提供し、最高レベルのスポーティネスとオンデマンドの快適性を備え、本格的なグランドツアラーとしての本質を証明している。
イタリアン・グランドツーリングの最も純粋な解釈
長年にわたる献身的なエンジニアリングの成果であり、その本格的なイタリアンドライビング体験が国際的なメディアからも高く評価されている新型グラントゥーリズモとグランカブリオは、ドライビングフィールに最も影響を与える領域で進化を遂げている。
エンジンとトランスミッションの新たなキャリブレーションにより、応答性と高揚感が向上し、その音響特性は、象徴的で魅力的なエキゾーストサウンドによってさらに洗練された。
2007年に登場し、それぞれ2022年と2023年に刷新された、過去の魅力的なマセラティ・グラントゥーリズモの系譜を受け継ぐ両モデルは、デザイン、ドライビングダイナミクス、および車内で感じられる品質全般にわたる改良を加え、新たな装いで登場し、これら2つの象徴的なトライデントモデルの際立った特質を証明している。
グラントゥーリズモがクーペの純粋さを体現する一方で、グランカブリオは同じDNAをオープンエア体験へと昇華させている。
4つの本格的なシート、ファブリック製のソフトトップそして卓越した断熱・遮音性を備え、トロフェオに標準装備されるネックウォーマーは、涼しい季節にもオープンエアドライブの楽しみを広げる。
また、フォーリセリエ・プログラムにおいて初めて、ビスポーク仕様としてソフトトップのフルカスタマイズが可能となり、2025年後半に「ボッテガ・フォーリセリエ」プロジェクトに統合された同プログラムは、「カタログ」と「ビスポーク」の2つのレベルで構成され、「コルセ」、「フトゥーラ」、「ウニカ」の3つのコレクションを展開。
両モデルともに3つのバージョンを展開し、490psモデルは、「クリオ」ホイール、サテンクロームのディテール、フルグレインレザーのキャビンにより旅のラグジュアリーを表現し、グラントゥーリズモにはウッドパネルを、オープントップのグランカブリオには、3Dカーボンファイバーパネルを採用。
590ps仕様のトロフェオは、鍛造「ペガソ」ホイール、カーボンファイバーエクステリアパーツ、アルカンターラ・ヘッドライナー、電子制御LSD(E-LSD)、そしてスポーツエキゾーストシステムによってスポーティなキャラクターを際立たせた。
インテリアにはREDレザーと、より明るく地中海の精神を宿すICEレザーを設定し、専用のバンパーおよびディフューザーと組み合わされる。
スタイリングと空力性能の面では、新しいフロントエンドが全面的に刷新された。
境界層を吸い込むスリットを備えた新形状のエアインテーク、CFD(数値流体解析)によって開発されたエアカーテン、フロントダウンフォースを向上させるために最適化されたセンタースプリッターを採用し、リアには、新しいクリアレンズを採用したライティングシステムを装備。
オプションとして、「MCプーラ・チェロ」から着想を得たグロスブラック仕上げの新しい「トライデント」ホイールを用意。トレッド幅を10mm拡大し、安定性と精度を向上させる。
フォーリセリエのオプションには、「マットグリーン・ジュピター」、「ブルーデニム」、 「ブロンゾ・ルチード(グロスまたはマット)」、「グリージョ・ミステーロ」、 「ロッソ・ヴェルート」、「オロ・リリコ」の7つの新しいエクステリアカラーが追加された。
さらに、ボディカラーに合わせた新しいカラーバッジ、そして新色のレドームおよびエキゾーストテールパイプも用意されており、インテリアでは、ボルドーレザーとヌード・アルカンターラ、またはブラック&タンレザー、さらに新しいマホガニーウッド インテリアトリムといった新提案が際立つ。
キャビン内では、モータースポーツから着想を得た新デザインのステアリングホイールが目を引き、上下をフラット化した形状とダークサテンアルミニウム製スポークを採用し、 パンチングレザー仕様に加え、トロフェオ仕様ではアルカンターラアクセントを備えている。
マセラティ・デジタルクロックは、ステンレススティール製ベゼル、オクタゴン(八角形)形状、刷新されたグラフィック、ドライブモード変更時のポップアップ機能を備えリニューアルされた。
さらに、プレミアムメタルを使用した立体形状の操作部を持つPRNDシフトセレクターや、 ステアリングから手を放さずに完結する新しいパーキング機能付きパドルシフトが、その完成度を高めており、完全に刷新されたグラフィックを特徴とするデジタルインターフェースは、12.3インチのセンターディスプレイ、8.8インチのコンフォートディスプレイ、カスタマイズ可能な12.2インチのデジタルメーターパネル、そしてヘッドアップディスプレイを組み合わせる。
また、ドライバーの「注意力低下」や疲労を検知する新しい監視システム(先進ドライバー注意力散漫警告システム)も初搭載された。
グラントゥーリズモおよびグランカブリオ・トロフェオは、ラインナップの中で最もパワフルな表現を体現し、その心臓部には、モータースポーツ由来のプレチャンバー燃焼技術を備えたV6ネットゥーノエンジンを搭載。
バランス、快適性、そして長距離ドライブへの適性を犠牲にすることなく、従来モデルより40ps向上した590psを発生し、両モデルともに、象徴的なネットゥーノエンジンには490psと590psの2種類の出力構成が用意されている。
この2.9リッターV6ツインターボエンジンは、特許取得済みのF1由来技術であるMTC(マセラティ・ツイン・コンバッション)テクノロジーを「MCプーラ」とGT2 ストラダーレと共有しており、燃料消費効率のための気筒休止機構や、重心を下げるためにエンジンと同軸に配置されたフロントディファレンシャルを備えている。
内燃機関モデルには3つのドライブモードが用意されており、490psモデルでは、120km/hまで車高を20mm上げる新しいカントリーモード、より響きのあるエグゾーストとダイナミックなサスペンションを備えるスポーツモード(トロフェオにも設定)、そしてGTモードから選択できる。
コルサモードはトロフェオ専用となり、スポーツモードおよびコルサモードでは、全モデルでローンチコントロールが利用可能だ。

