パワフルな電動SUV アウディQ4 eトロン 同社ベストセラーEVがアップグレード
一充電走行距離の向上と充電容量の拡大により更にパワフルな電動SUVとなり、新しいインテリア、最新のインフォテインメントや拡張されたデジタル機能も投入される。

インゴルシュタット発
アウディは、電気自動車のベストセラーモデル、Q4 eトロンに、数々の新機能を搭載しこれまで以上に多くの用途に対応するモデルへと進化させた。
再構築されたデジタルステージを備え、直感的な操作性と豊かな空間でつくられた インテリアは、刷新されたモデルの魅力を印象づける。
エクステリアは、この電動クロスオーバーがよりシャープなデザインと新しいライティング機能を備える。
一充電走行距離の向上、充電性能の強化、より直感的な操作性により、このモデルの日常生活での利便性がより高まり、加えてQ4 eトロンには、電気機器への電力供給や家庭用エネルギー貯蔵の機能も搭載されており、これはアウディで初めての機能となる。
双方向充電に対応したアウディ初のモデル
高電圧バッテリーは、電力網からエネルギーを受け取るだけでなく、外部機器へ電力を供給することが可能で、V2L(Vehicle-to-Load)では、トランク内の電源ソケットや充電ポートに接続したアダプターを介して、例えば電動アシスト自転車の充電ができる。
ドイツ、オーストリア、スイスでは、Q4 eトロンがV2H(Vehicle-to-Home)に対応し、蓄電した電力を家庭に供給する家庭用バッテリーとしても機能し、これは太陽光発電の自家消費を最適化する上で、特に有効だ。
日常の使用において、電気自動車(EV)の駆動システムが大幅に向上したことによる利便性を感じられ、例えば、改良されたQ4 スポーツバック eトロン・パフォーマンスはより高効率な電動モーターにより、最大592kmの一充電走行距離を実現。
Q4 SUV eトロン・クワトロ・パフォーマンスおよびQ4 スポーツバック eトロン・クワトロ・パフォーマンスの充電受入性能は、最大175kWから185kWへ向上。
これにより長距離走行のための充電時間は短縮され、一部のモデルでは高電圧バッテリーの10%から80%までの充電が約27分となった。
Q4スポーツバック eトロン・クワトロ・パフォーマンスでは、わずか10分で約185kmの航続距離を充電することが可能で、さらに、充電性能向上をさせるために、自動または手動でバッテリーのプレコンディショニングができる。
アウディはQ4 eトロンにSUVとスポーツバックの2つのボディスタイルを設定し、それぞれに総電力容量63kWhと82kWhの2種類のバッテリー容量を用意。
クワトロモデルの牽引能力が1800 kg(+400kg)に向上し、電動テールゲートを標準装備、さらにラゲッジ容量は515リッターになり、日常における実用性が向上したことに加え、リヤシートを倒すことで、荷室容量は最大1487リッターまで拡大する。
新しいインテリアでは、快適性と柔軟性が大幅に向上した。
このインテリアはSラインとしてオプション選択が可能で、広々としたキャビンの中心にはデジタルステージがある。
11.9インチのインストゥルメントクラスターと12.8インチのMMIタッチディスプレイで構成されるパノラミックディスプレイは、あらゆる情報を明確に表示し、さらに、オプション設定の12インチのパッセンジャーディスプレイは、スタンバイ表示のカスタマイズが可能だ。
新しいワンコネクテッドインフォテイメントが、快適性とエンターテインメント機能を強化し、インテリジェントなアウディ・アシスタントは、音声操作により車両機能を制御し、ログブックに関する質問にも回答。
ChatGPTの統合により、情報を検索したり、Q4 eトロンと自然な対話が可能で、ダイナミックインタラクションライト、新しいセンターコンソール、そして冷却機能付きワイヤレス充電トレイ(2基、各15W出力)により、快適性と雰囲気はさらに向上している。
ドアからダッシュボード全体に広がるソフトラップは、統一感のあるプレミアムな空間を演出し、縦型エアベントがコックピットの横方向の広さを際立たたせる。
アウディはライティングテクノロジーもさらに進化させており、フロントにはセグメントテクノロジーを用いたデジタルLEDデイタイムランニングライトが搭載され、MMIを通じて選択可能なデジタルライトシグネチャーは、一目でアウディと認識させる。
第2世代デジタルOLEDリアライトは安全性と機能性を向上させると同時に、力強いデザイン表現を実現し、さらに、オプションの近接警告ライティングは、他の車両の接近を警告する。
双方向充電:双方向で未来に備える
Q4 eトロンは、双方向充電に対応するアウディ初のモデルで、このモデルはV2Lにより車両から電気機器に直接電力を供給する。
電力はトランク内の家庭用電源ソケット(AC 230V、連続出力2.3kW)、またはサイドの充電ポートに接続するオプションのアダプターを介して供給される。
アダプターは、家庭用2.3kWまたはキャンピング用3.6kWを設定しており、ドイツ、オーストリア、スイスでは、V2Hにも対応しており、高電圧バッテリーは例えば太陽光発電システムなどと連携し、家庭用エネルギーの貯蔵装置の補助として機能する。
V2Hによる双方向充電の際には、Q4 eトロンの高電圧バッテリーからの電力は、対応するDCウォールボックスを介して家庭へ供給される。
車両のバッテリー残量(SoC)が20%から80%の間で電力供給が可能で、V2HおよびV2Lの放電量は走行距離換算として計算され、車両内では仮想オドメーターに表示。
満充電(100%充電)にするには、2通りの方法があり、出発時刻に合わせて充電を完了させる設定、または即時のフル充電開始のいずれかから選択することが可能だ。
Q4 SUVおよびスポーツバック eトロン・クワトロ・パフォーマンスに搭載される82kWhバッテリーのDC充電の受入性能は、175kWから最大185kWへと向上した。
これにより、急速充電ステーションにおいて、10%から80%までをわずか27分で充電することが可能で、さらに、10分間で最大185km分の航続距離を充電することができる。
また、Plug & Chargeも新たに標準装備として導入されており、対応する充電ステーションでは、ケーブルを接続すると車両が自動的にAudi charging contractを用いて認証を行って充電プロセスを開始し、セッション終了時には自動的に課金処理まで行われる。
さらに効率を高めたドライブシステム
Q4 eトロンは、後輪駆動およびクワトロ四輪駆動のいずれの場合でも、リアアクスルに2種類の出力バリエーションの永久磁石同期モーター(PSM)を搭載し、高効率を実現。
新しい「APP350」電動モーターは、効率を高める様々な技術を採用し、Q4 eトロンとQ4 eトロン・クワトロの一充電走行距離の向上とトルクの増大を実現させた。
電動モーターのアップデートのひとつは、新開発のパワーエレクトロニクスで、パルスインバーターにはシリコンカーバイド半導体を採用することで、スイッチング損失を低減し、特に部分負荷領域における効率を向上させる。
さらに、新しいソフトウェア機能によって消費電力を最適化。高度な変調技術により、バッテリー電圧が低下した場合でも直流電圧をより有効に活用し、高出力を実現し、全体の効率は従来モデルと比較して約10%向上している。
トランスミッションの効率も向上した。
新たに開発された低粘度潤滑油は、高い耐久性を維持しながらも摩擦損失の低減を実現。特に低温環境において、この潤滑油のみでも満充電時の航続距離を最大12km延ばすことが可能だ。
これらすべての効率向上により、一充電走行距離は大幅に延伸し、後輪駆動のQ4 SUV eトロンおよびQ4スポーツバック eトロンで、63kWh(正味容量59kWh)150 kW出力の高電圧バッテリー搭載モデルでは、航続距離が約30km延伸した。
四輪駆動モデルでは、仕様に応じて16kmから32kmの向上を実現している。
ダイナミックで調和のとれたエクステリア
Q4 eトロンのエクステリアは、よりモダンで表現力のあるデザインとなった。
短いフロントオーバーハング、大径ホイール、ワイドなスタンス、そして力強いサイドパネルが、ダイナミックなプロポーションをつくり出している。
高く直立したフロントの中心には、ボディと同色仕上げのシングルフレームを配置し、Sライン仕様では、フロントおよびリヤバンパーのコーナーに、マット仕上げのセレナイトシルバーの縦型ブレードが追加される。
ブラックエクステリアパッケージとの組み合わせでは、これらのブレードはハイグロスのミトスブラックとなる。
さらに、機能的なエアインテークは、フロントホイール周辺へ空気を導くことで、空気抵抗を低減し、バンパー内の専用ウイングエレメントは横方向の広がりを強調し、統一感のある外観を形成する。
Q4 SUV eトロンでは、ルーフエッジスポイラーがDピラーの上部を仕上げる。
ルーフ全体にわたって施されたブラックのアクセントストリップが、リアルーフをボディから視覚的に分離し、フローティングルーフの印象を与えた。
このようなディテールが、この車両のダイナミックな存在感をさらに際立たせており、リアの水平ラインは視覚的なワイド感を強調し、より高く直立した印象だ。
新設計のリアスポイラーは空力性能を向上させ、高く配置された新デザインのディフューザーが、スポーティな仕上がりをもたらしている。
新しいエクステリアカラー3色と新しいホイールデザイン5種類によって、カスタマイズが可能だ。
パーソナライゼーションと安全性を高める新しいライティング機能
アップグレードされたQ4 eトロンは、夜間においてその存在感を際立たせる。
フロントのセグメントテクノロジーを採用したデジタルLEDデイタイムランニングライトが、MMIを通じて選択可能なライトシグネチャーを形成。
リアには第2世代デジタルOLEDリアライトが搭載され、新型Q4 eトロンファミリーにおけるライティングデザイン、機能性、安全性の水準をさらに引き上げた。
近接警告ライティングは、停車中の車両に後続車が接近しすぎた場合に警告を発すると同時に、この電動SUVは、パーソナライゼーションにおいても新たな基準を打ち立てる。
オプションのマトリクスLEDヘッドライトおよびデジタルOLEDリヤライト2.0との組み合わせにより、最大4種類のデジタルライトシグネチャーが選択可能になった。
また、ライトシグネチャーは走行中も動きを持続し、ダイナミックな表現を実現するため、合計284セグメントを備える6枚のデジタルOLEDパネルと専用アルゴリズムによって、デジタルOLEDリアライトは1秒間に複数回、新しいライトパターンを生成。
リアは、車両と周囲環境が呼応するかのようなダイナミックな外観だ。
実用性と広さを両立したインテリア
キャビンの中核には、ドライバーを中心に設計されたデジタルステージが存在。
11.9インチのインストルメントクラスターと12.8インチのMMIタッチディスプレイを組み合わせたパノラミックディスプレイには、大型のタイル表示をすることで機能やサービスの概要を迅速に把握できる。
このセグメントでは初めて、アウディ史上最大のサイズ12インチのパッセンジャーディスプレイをオプション設定し、カスタマイズ可能なスタンバイデザインを特徴としている。
パッセンジャーディスプレイ非装着時でも、高品質なデコラティブサーフェスがこのエリアの上質感を高め、またオプションでARヘッドアップディスプレイの装備が可能で、直感的な視認性を高めることができる。
このシステムはフロントウインドウ上に情報を2層構造で投影し、ARレイヤーでは、ナビゲーションの進行方向を示す矢印や出発地点および目的地、選択された運転支援システムからの指示が、実際の走行環境に重ねて、適切な位置に表示される。
これらの表示要素は、状況に応じてドライバーの約10m前方、あるいはそれ以上先の位置に浮かんで見え、ドライバー視点では、ARコンテンツの表示領域は対角約70インチだ。
その下のステータスレイヤーでは、速度、交通標識、運転支援およびナビゲーションの各種アイコンが、ドライバーの約3m前方に視覚的に表示される。
ダッシュボードはすっきりと構成され、空間の広がりを強調。
縦型エアベントがダッシュボードを縁取るように配置され、低く統合されたドアハンドルと視覚的につながり、スマートフォン向けの充電口は合計4か所で、冷却機能付きワイヤレス充電トレイが2基(各トレイ最大15W)と、センターアームレスト下のUSB-Cポートが2基備わっており、さらに、リアにはオプションとしてUSB-Cポート2基を追加することも可能だ。
スペースに関してはフルサイズSUVに匹敵する広さを実現。
フロントは開放感にあふれ、リヤは十分なレッグルームを確保し、電動プラットフォームとして設計された技術により実現された。
各所に収納スペースが設けられ、収納容量は合計約25リッターで、515リッター(リアシート格納時最大1487リッター)のラゲッジ容量に加え、1800 kgへと向上した牽引能力で、日常での実用性をいっそう高めており、最大垂直荷重は90kgとなっている。
インテリアの上質感は、ニーパッドのクッション性、プレミアムなステッチ、耐傷性に優れた表面などのディテールによって、さらに高まった。
センターコンソールは上昇して、ダッシュボードとリアシートまでをシームレスにつなぎ、スポーティな印象を形成。
オプションのアンビエントライトパッケージプラスおよびプロは夜間の印象的な雰囲気を演出し、ホワイトのアンビエントライトは標準装備となっている。
マーカーライトはダッシュボードおよびセンターコンソールのラインを際立たせ、さらにオプションのダイナミックインタラクションライトは、フロントウインドウ下部に配置され雰囲気を高めるとともに、操作性と安全性の向上に寄与する。
Sonosプレミアムサウンドシステムも選択可能で、スポーツシートは標準装備。
サードパーティ製アプリは、スマートフォンを必要とせず、MMIのAudi Application Store経由で直接アクセスすることが可能で、多くの車両機能はインテリジェントなアウディ・アシスタントにより制御可能だ。
AIを搭載した音声アシスタントは車両に完全統合されており、ヘッドアップディスプレイまたはアウディバーチャルコックピット上にアイコンで表示され、認識された入力内容は、インストゥルメントディスプレイにも表示される。
Q4 eトロンのインフォテインメントシステムは、Android Automotive OSを基盤としている。
新しい運転支援システムで、安全性と利便性を向上
アップグレードされたQ4 eトロンは、日常走行をより容易かつ安全にする運転支援システムが搭載されており、仕様に応じて、テクノロジー、テクノロジープラス、テクノロジープロの各パッケージが選択可能だ。
市場導入時の標準装備には、距離表示付パーキングシステムプラス、クルーズコントロール(スピードリミッターを含む、アダプティブクルーズコントロール準備機能付)、エマージェンシーアシスト付レーンデパーチャーワーニング、交通標識認識、ドライバーモニタリング付注意力・疲労警告、回避支援およびターンアシスト、フロントクロストラフィックアシスト、フロントエマージェンシーブレーキアシストを含むアクティブフロントアシストが含まれる。
さらに、アダプティブドライビングアシスタントプラスが快適性を高める。
このシステムは加速、減速、速度および車間距離の維持、レーン維持をサポート。90km/h以上では、高速道路における車線変更も支援し、ドライバーはMMIを通じて機能を有効化することができる。
インストゥルメントクラスターおよびヘッドアップディスプレイ上の矢印で、車線変更の可否をドライバーに示し、ウインカー操作が行われるとステアリング操作を積極的にアシスト。
さらに、オンラインデータの活用によって、レーンマーキングが視認できない状況での車線維持も可能となり、郊外道路や都市部での走行時における快適性を高める。なおオンラインデータの利用は納車後3年間だ。
オプションのトレインドパーキング、リバースアシスト、パークアシストプラス、4つのワイドアングルサラウンドビューカメラは、特に都市部での利便性を大幅に向上させ、交通標識認識は一時停止や工事、歩行者、動物、踏切などの注意喚起標識も表示する。











