“サプリメント”を支える一人になる
未経験から板金塗装の世界へ飛び込んだ野田沙季さん。失敗すれば悔しい。だから、できるようになるまで挑戦する。車から力をもらいながら、自分も誰かの「心のサプリメント」の一部になるために、今日も新しい技術と向き合っている。

悔しさを力に
「失敗すると、やっぱり悔しいんです」
そう話す野田沙季さんは、RESENSEで板金塗装を担当している。
入社したのは今年4月。板金塗装の経験はなく、まだ覚えることばかりだ。
それでも、新しい仕事への不安より、できなかったことができるようになる面白さのほうが大きいという。
失敗して、悔しくて、もう一度やってみる。
その繰り返しが、野田さんにとって仕事を楽しむということなのかもしれない。
できないから、おもしろい
現在は、マスキングや下地処理、板金、仕上げ磨きなど、板金塗装の基本を実践の中で学んでいる。
RESENSEに入るまで経験してきたのは、ディテーリングの仕事だった。
20代前半、未経験でこの世界に飛び込んだ。
きっかけはシンプルだ。
「車が好きで。詳しいわけではないんですけど、なんでもいいから車に携わる仕事がしたかったんです」
基本の洗車から始まり、磨き、コーティング、フィルム施工。一つずつできることを増やしてきた。
だからこそ、RESENSEで立ち上がったばかりの板金塗装チームへの配属を聞いたときも、後退りすることはなかった。
むしろ、知らないことを覚えられる。そのことへのワクワクのほうが大きかったという。
もちろん、最初からうまくいくわけではない。
思うような仕上がりにならず、自分の失敗が周囲の足を引っ張っているように感じたこともあった。
「悔しいですよ。でも、その分、次はできるようになりたいって思うんです」
難しそうだからやらないのではなく、まずやってみる。
失敗すれば悔しい。だから、もう一度やってみる。
昨日できなかったことが、今日は少しできる。
ディテーリングから板金塗装へ。仕事の内容は変わっても、その繰り返しを楽しめることは、野田さんの強みなのかもしれない。
仕事と家庭を両立しながら
RESENSEへ来るまでには、いくつかの職場を経験した。
転職の背景にあったのは、仕事への不満というより、家庭との両立だった。
野田さんは、3人の子どもを育てながら働いている。
これまでの職場では、家庭との両立を理由に、望んでいた働き方ができないこともあったという。
仕事の内容では負けていない──そう思っていたからこそ、仕事そのものではない部分で可能性が狭まってしまうことには、悔しさが残った。
RESENSEでは、最初から正社員として働いている。
家庭の事情にも配慮された環境の中で、自分が向き合うべきなのは、目の前の仕事だ。
「仕事に集中できるのが嬉しいです」
家庭があることと、仕事に本気で向き合うこと。
そのどちらかを諦めるのではなく、両方を大切にしながら働く。
だからこそ今は、一日でも早く技術を身につけ、チームの力になりたいという気持ちが強い。
“サプリメント”はみんなで作るもの
RESENSEを知ったとき、強く印象に残った言葉がある。
「車を心のサプリメントに」。
入社する前、ウェブサイトで目にしたRESENSEの理念だった。
「すごく共感したんです」
野田さん自身、仕事で落ち込むことがあっても、また仕事に没頭することで気持ちを切り替えてきた。
そして、その仕事はいつも車とともにあった。
野田さんにとって、仕事=車に触れる時間そのものが、心を前へ向かせてくれるサプリメントなのだ。
一方で、RESENSEで働き始めてからは、この言葉をもうひとつの方向から考えるようになった。
お客様にとって、大切な一台が「心のサプリメント」になるのだとしたら──。
その車を選ぶ人も、整備する人も、仕上げる人も、その一台に携わるすべての人が、サプリメントをつくる一部なのではないか。
もちろん、板金塗装を始めてまだ日は浅い。
失敗することもあれば、できないこともたくさんある。
だから、もっと上手くなりたい。
一日でも早く、安心して仕事を任せてもらえる存在になりたい。
「私も、そのサプリメントの成分のひとつになれたらいいなって思います」
車から力をもらいながら、自分の仕事で、誰かにその力を返していく。
そのひとつひとつが、いつか誰かの心を満たす一台につながっていくと信じて。





