第三者機関から高い評価を獲得 メルセデス・ベンツ新型CLA 限定車も登場
新型CLAは、欧州の自動車ジャーナリストによる投票で「Car of the Year 2026」を受賞。メルセデス・ベンツにとって同賞の受賞は史上2度目であり、1974年以来、52年ぶりとなる。

新型「CLA」が登場
メルセデス・ベンツは、高効率ハイブリッドシステムを搭載した内燃機関モデルの新型「CLA」および新型「CLAシューティングブレーク」を発表し、発売した。
あわせて、新型の登場を記念した特別仕様車「ローンチエディション」を発表した。
新型CLA は、ドライブトレイン、トランスミッション、プラットフォーム、サスペンション、 デジタル体験までを刷新した、新しい世代のモデルで、最新のプラットフォーム「Mercedes-Benz アーキテクチャ
」(以下、MMA)を採用している。
日本市場では新型Sクラスに続き、自社開発したMercedes-Benz Operating Systemを採用し、最新の第4世代MBUXや、Googleの地図データ・交通情報と、独自のUI/UXおよび車両制御を統合し新しく開発されたMBUXナビゲーション、複数の生成AIを1つに統合したMBUXバーチャルアシスタントなど機能面においても大幅にアップデートされた。
エクステリアデザイン
新型は、デザイン思想である「Sensual Purity」を電動化とデジタル時代にふさわしく進化させ、エモーショナルでありながら高い空力特性を 感じさせる、流麗でモダンなエクステリアデザインを採用している。
伸びやかなホイールベース、低く流れるルーフライン、ショートオーバーハングが織りなすプロポーションにより、CLAならではの美しさをさらに研ぎ澄ませた。
新型CLAシューティングブレークは、CLAの流麗なデザインをベースに、後方へ伸びるルーフラインと広いラゲッジスペースを融合したモデルだ。
CLAならではのエモーショナルなデザインを保ちながら、日常使いからレジャーまで対応する高い実用性を備えている。
フロントには、クローム仕上げのスターパターンを採用したイルミネーテッドラジエターグリルが洗練されたフロントフェイスを演出。
ヘッドライトおよびリアコンビネー ションランプには、スリーポインテッドスターをモチーフとしたライトシグネチャーを採用した。
さらに、フレームレスドアや、CLAとして初採用となるシームレスドアハンドル、空力性能にも配慮したリアディフューザー形状など、機能性と造形美を融合している。
アルミホイールは新デザインを採用し、標準仕様では18インチを装着し、有償オプションのAMGラインパッケージ選択時には19インチAMGアルミホイールを組み合わせ、空力性能にも配慮したデザインとすることで、 先進的でスポーティな印象をいっそう高めた。
外装色は、CLAより設定される新色のアクアミント(ソリッド)、ジェットブラック(ソリッド)、 クリアブルー(メタリック)、CLA初設定のマヌファクトゥーア・アルペングレー(ソリッド)の4色を含む合計8色から選択可能だ。
インテリアデザイン
インテリアは、これまでの造形的なインテリア表現から一歩進んだ、ミニマルで先進的な空間へと進化し、厳選した印象的な先進的要素を際立たせることで、このクラスに新しいラグジュアリー体験をもたらす。
インテリア全幅に広がるMBUXスーパースクリーン、立体的に造形されたドアセンターパネル、そして前方へ伸びるセンターコンソールは、いずれも浮遊感のあるフローティングデザインを採用し、軽やかでモダンな室内空間を演出。
MBUXスーパースクリーンは、大きなガラス面の下にディスプレイを一体的に配置し、インテリアに先進的な印象をもたらす。
両端にはジェットエンジンを想起させる 丸型エアアウトレットを備え、機能性と造形美を融合させており、さらに、ドアセンターパネルやセンターコンソールも浮いているように見える造形とすることで、室内全体に軽快さと奥行きのある表情を与えた。
センターコンソールは2層構造とされ、上段には立体感のあるトリム面に加え、カップホルダーやワイヤレスチャージング機能を配置している。
また、新型で初採用となり、標準装備される大型パノラミックルーフは、フロントウインドウフレームから後方までシームレスに広がるセンターブレースのない一体型固定式ガラスルーフを採用。
上方への視界を大きく確保することで、室内にいっそうの開放感と明るさをもたらすとともに、先代モデルと比べてよりゆとりのあるヘッドルームにも寄与している。
さらに、熱線を遮る合わせガラスに加え、外側に赤外線フィルム、内側にLowEコーティングを採用し、日射や熱の影響を低減することで、この設計によりローラーブラインドを不要とし、より開放的な室内空間になっている。
内装色はブラック(レザーアルティコ/ファブリック)に加え、AMGラインパッケージ選択時にはブラック(レザーアルティコ/マイクロカット)と、ブラック/クリーンホワイトパール(レザーアルティコ/マイクロカット)も選択可能だ。
さらに、インテリアトリムは標準仕様にアンスラサイトアノダイズドルックインテリアトリムを、AMG ラインパッケージ選択時にはライトブラッシュドアルミニウムインテリアトリムを組み合わせる。
MB.OSと第4世代MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)
新型には、自社開発したオペレーティングシステム「MB.OS」を採用し、MB.OSは、車両に深く統合されたチップ・トゥ・クラウド アーキテクチャにより、インフォテインメント、運転支援、ボディ&コンフォートの各領域を統合的に制御。
さらに、メルセデス・ベンツ・インテリジェントクラウドに接続された車両システムにより、運転支援機能を含む主要な車両ソフトウェアをOTA(Over-the-Air)で継続的にアップデートすることが可能で、第4世代MBUXは、このMB.OS上で作動するメルセデス・ベンツ最新のインフォテインメントシステムだ。
人と車両とのより直感的でパーソナライズされたインタラクションを実現し、新しいUI/UXコンセプトのもと、必要な情報へよりスムーズにアクセスできる操作性を追求し、新しいデジタル体験をもたらす。
複数のAIを1つのシステムに統合した新しいMBUXバーチャルアシスタントは、友人との会話のようなコミュニケーションを可能にし、会話の文脈を保持する短期記憶機能も備えている。
ChatGPTやMicrosoft Bingの検索に基づく情報検索をサポートするとともに、Google Geminiとの連携により、ナビゲーションや興味のある場所などに関する詳細を音声操作によりユーザーに提供でき、これにより、自然な会話形式で、直感的な操作体験を提供する。
また、新型では、Googleとメルセデス・ベンツが提携して開発した新世代のナビゲーションを採用しており、この新しいMBUXナビゲーションは、Googleマップの地図データ・交通情報と、メルセデス・ベンツ独自のUI/UXを組み合わせた、メルセデス・ベンツ専用のナビゲーションだ。
有償オプションのMBUXスーパースクリーンは、高性能チップとUnity Game Engineによるリアルタイムグラフィックスを採用し、滑らかで先進的な表示体験を実現。
センターディスプレイ上の進化したゼロレイヤーには、重要な情報や提案に加え、 最近使用したアプリを表示し、必要な情報や操作項目を、使用頻度や走行状況に応じて画面上に分かりやすく表示することで、画面を見れば必要な操作にすぐアクセスできる。
アプリグリッドでは、スマートフォンのようにアプリケーションの移動やフォルダー分けが可能で、ユーザーごとの好みに合わせて表示や操作環境をカスタマイズできる。
直感的操作と物理操作が共存する新マルチファンクションステアリング
新型では、新しいマルチファンクションステアリングを採用し、左右のスイッチパネルは静電容量式とし、ステアリング表面にシームレスに統合することで、 最新世代のメルセデス・ベンツらしいデジタルな操作性を実現した。
一方で、リミッターやディスタンスアシスト・ディストロニックの操作にはロッカースイッチを、音量調整にはローラーを採用するなど、操作頻度の高い機能には触覚的な操作感にも配慮している。
また、タッチ式のスイッチパネルでありながら、指先で操作位置を把握しやすいガイドを設けることで、直感的な操作性に配慮し、さらに、操作項目を整理することで使いやすさを高め、右側にはドライバーディスプレイ内のコンテンツを操作するフィンガーナビゲーションパッドを配置した。
タッチ操作による先進性と、物理的な操作感による確実性を組み合わせることで、運転中でも必要な操作をより分かりやすく、直感的に行えるよう配慮している。
新世代プラットフォーム Mercedes-Benz Modular Architecture (MMA)
MMA は、電気自動車を主軸に開発されながら、高効率な内燃機関モデルにも対応する柔軟性を備えた新世代のプラットフォームだ。
これにより、新型CLAは電動化を中核に据えつつ、顧客の多様なニーズや市場ごとの事情に応じたパワートレイン展開を可能にしている。
このプラットフォームにより、新型CLAおよびCLAシューティングブレークでは、高効率ハイブリッドシステムを搭載した内燃機関モデルとして、日常で扱いやすい効率性と滑らかな走行フィールを提供。
ボディスタイルやパワートレインの選択肢を広げながら、メルセデス・ベンツらしい安全性、快適性、 質感を一貫して提供することを目指したプラットフォームとなっている。
高効率ハイブリッドシステムを搭載した内燃機関モデル
新型CLA、CLAシューティングブレークは、48Vハイブリッドシステムを搭載し、新開発の1.5リッター直列4気筒ガソリンエンジン「M252」に、電気モーターを統合した8速デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせることで、滑らかな発進、効率的な加速、優れた静粛性を実現。
電気モーターはトランスミッションに統合されており、エンジンと協調しながら走行をサポートする。
燃焼方式にはミラーサイクルを採用し、吸気バルブを早めに閉じることでスロットル損失を低減するとともに、12:1の高圧縮比を実現したことにより、日常的に多い部分負荷領域での効率を高め、燃費性能の向上に貢献。
さらに、このエンジンにはオールアルミ製クランクケース、ナノスライド技術、部分的に排気マニホールドを統合したシリンダーヘッド、セグメント化タービンを備えたターボチャージャーなどを採用しており、加えて、48V技術を用いた電動冷媒コンプレッサーを採用することで、摩擦低減に貢献するとともに、停車中にも空調を作動させることが可能だ。
「CLA180」および「CLA180シューティングブレーク」は、最高出力100kWのエンジンに22kWの電気モーターを組み合わせており、「CLA220」および「CLA220シューティングブレーク」は、最高出力140kWのエンジンに22kWの電気モーターを組み合わせ、より力強い走行性能を提供する。
新開発8速デュアルクラッチトランスミッション(電気モーター統合型)
新型CLAおよびCLAシューティングブレークには、電気モーターとインバーターを統合した新しい8速デュアルクラッチトランスミッション(8F-eDCT)を採用。
電気モーター、インバーター、トランスミッションを一体化することで、コンパクトで高密度なパッケージングを実現した。
さらに、最大1.3kWhのエネルギー容量を持つ新開発の48Vリチウムイオンバッテリーを組み合わせることで、滑らかで上質な走りと優れたエネルギーマネジメントを両立している。
バッテリーはセルとDC/DCコンバーターをフラットパック構造に統合し、省スペース化にも配慮された。
日常域での扱いやすさと上質な快適性
電気モーターは全速度域でインテリジェントに駆動をサポートし、とくに低回転域での加速性能を高め、エンジンと電気モーターのトルクが重なり合うことで、幅広い回転域で力強く滑らかな加速を実現する。
また、エンジン始動は電気モーターとディスコネクトクラッチによって行われるため、従来型のピニオンスターターを必要とせず、スタート・ストップ機能やエンジンとモーターの切り替えもほとんど意識させない 自然な制御となった。
新しいエンジン・トランスミッションユニットはコンパクトな寸法で設計されており、加えて優れたNVH(騒音・振動・ハーシュネス)性能にも配慮されており、遮音材やカバーによる音放射低減、さらに上位クラスで採用されてきたダブルバルクヘッド構造や、Aピラー側面・フロアまで拡張された遮音対策により、日常域から高速走行まで快適で洗練された乗り味に貢献している。
シャーシ/乗り心地
プラットフォームの刷新にあわせて、シャーシも大きく進化した。
コイルスプリング式コンフォートサスペンションを基本に、フロントには新開発の3リンク式アクスルを 採用し、ロアコントロールアームは、鍛造アルミニウム製の横方向アームおよびスラストアームで構成される。
マクファーソン式と同様に、ストラットがホイールをガイドし、ステアリングナックルに直接接続され、第3のリンクとなるタイロッドはラック&ピニオン式ステアリングの一部として機能し、ステアリングギアをホイールセンター前方に配置することで、狙い通りのセルフステア特性と正確なステアリング応答性を追求している。
ステアリングナックルには鋳造アルミニウムを採用し、軽量化に加えて高いキャンバー剛性を重視して設計することで、良好なステアリング応答性と低ノイズ化に貢献。
リアには、中・上級クラスのメルセデス・ベンツ車で培われてきたマルチリンク式アクスルを採用し、このセグメントにおいても快適な乗り心地と安定感のある走行フィールを支えている。
安全性
「このクラスで最も安全な自動車」を目標に、最新の安全思想に基づいてゼロから開発され、標準装備の安全運転支援システムに加え、衝突時の衝撃を効果的に分散するクラッシャブルゾーン、高剛性の車体構造、シートベルトやエアバッグなどの乗員保護システムを組み合わせることで、万一の際にも重大な傷害リスクの低減を図っている。
さらに、新型CLAではメルセデスにおける同セグメントで初めてセンターエアバッグを標準装備し、側面衝突時における前席乗員保護を強化。
重度の側面衝突時には、事故の深刻度や乗員の有無に応じて運転席と助手席の間に展開される。
新世代の安全運転支援システム(MB.DRIVE)
新型では、MB.DRIVE の名称のもと、新世代の安全運転支援機能を採用。
MB.DRIVEは、運転支援に加えて駐車支援も含む支援システム群の総称で、MB.DRIVEは、メルセデス・ベンツが追加の快適運転支援機能を統合して提供する新しい枠組みであり、運転時や駐車時におけるドライバーの負担軽減をサポートする。
8つのカメラ、5基のレーダー、12個の超音波センサーに加え、高性能なコンピューターを採用しており、これらのセンサーと高度な演算能力により、車両周囲の状況を把握し、先進的な運転支援および駐車支援機能を支える。
標準装備のMB.DRIVEおよびMB.DRIVE ASSISTには、ディスタンスアシスト・ディストロニックにステアリングアシストを補完することで、運転支援として高速道路や渋滞時などにおける快適性を高めた。
また、新型CLAではレーンチェンジアシストを採用し、ウインカーレバー操作により高速道路での車線変更を支援。
さらに、 駐車支援システムのMB.DRIVE PARKING ASSISTでは、車両の両側の駐車スペースを早い段階から検知し、パーキングアシストによるスムーズな駐車をサポート。
MB.DRIVE PARKING ASSIST 360 は、360°カメラシステムによる新しく改良されたサラウンドビューを提供する。
シューティングブレークならではの実用性
CLAならではの美しいスポーティなデザインに加え、日常の使いやすさを一層高めたのが、CLAシューティングブレークだ。
荷室容量は455Lから、最大で1,295Lと余裕あるスペースを確保し、後席には40:20:40分割可倒式シートを標準採用。
さらに、EASY-PACKテールゲートを標準装備することで、荷物の積み降ろしをより快適に行うことができ、日常の買い物や通勤から、旅行、アウトドア、レジャーまで、幅広いシーンで高い利便性を発揮する。
導入記念限定車「ローンチエディション」
新型CLAの導入を記念し、2モデルに合計350台、日本限定の特別仕様車「ローンチエディション」を設定。
ローンチエディションは、新型CLAの世界観を導入初期からより深く体験いただくための特別仕様車で、通常モデルには設定のない、ゴールドアクセントをあしらった専用19インチAMGアルミホイールに加え、AMGラインプラス、ナイトパッケージなどを採用し、随所にブラックアクセントを配することで、スポーティかつ精悍な印象を高めている。
さらに、通常はオプション設定となるMBUXスーパースクリーンやマルチビームLEDヘッドライトなどを標準装備し、新型CLAの魅力を凝縮した仕様となった。
ボディカラーはポーラーホワイト(ソリッド)、マヌファクトゥーア・アルペングレー(ソリッド)、コスモスブラック(メタリック)の3色を設定。
インテリアは、コスモスブラック(メタリック)とマヌファクトゥーア・アルペングレー(ソリッド)にはレザーアルティコ/マイクロカット [ブラック]を、 ポーラーホワイト(ソリッド)には明るくモダンな印象をもたらすレザーアルティコ/マイクロカット [ブラック/クリーンホワイトパール]が組み合わされる。
さらに、ポーラーホワイト(ソリッド)外装とレザーアルティコ/マイクロカット[ブラック]内装を組み合わせたオンラインショールーム限定モデルも設定された。















